Ki ページ33
玉が………
グループを抜ける……?
グループヲヌケル………。
俺の頭の中で回り続ける言葉ー。
皆、言葉を失っている。
しっかりしろ……。俺が最年長なんだから。
『……玉。
Kis-My-Ft2は7人で1つのグループだ。
誰か欠けたら
もうそれはKis-My-Ft2じゃないんだ。』
「………………。」
『……高田に何か言われたのか?』
俺の言葉に玉の目が泳ぐ。
…………やっぱりな。
「……違うよ。自分で決めたんだ。
俺がいたら皆に迷惑がかかる…ッ…」
何でそんなこと思う?
お前は一人じゃないだろ……ッ?
「……裕太?迷惑なんて思ったことないよ?
これからもそんなこと絶対に思わない。
俺ら、
下積み時代からいろいろ苦労してきただろ?
その時も7人で乗り越えてきた。
……だから。今度も7人で乗り越えられるよ。」
横尾さんは優しく、優しく
裕太の頭を撫でながら語りかける。
「そうだよ!
玉森はKis-My-Ft2のエースでセンターだろ?
お前が抜けたら俺らどうなるんだよ〜?」
ニカはわざと明るく話す。
そこがニカの魅力の1つだ。
「……玉、お願い。そんなこと言わないで……」
健永は泣きそうな顔で玉に懇願する。
藤ヶ谷は少しムッとした顔で
力強く玉を抱き締めた。
「……玉……もっと俺らを頼ってくれよ。」
玉の瞳が揺れる。
宮田は……そんな俺らを黙って見つめていた。
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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月22日 9時