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ガヤと宮田から
詳しく話を聞くために
俺達は楽屋に戻ろうと足を進めた。
すると、俺達の楽屋から高田さんが出てきた。
高田さんはガヤと宮田を見て
フッと笑いその場から去って行った。
何で俺達の楽屋に……？誰もいないのに……？
ハッとした。
しまった……。玉森だ……！！
「玉！玉！」
いち早く楽屋のドアを開けたミツが
声をあげる。
俺達も急いで楽屋に入る。
……そこには衝撃の光景だった。
ソファーでぐったりしている玉森は……
衣服もはだけていて……
手首には縛られた痕。
涙でぐしゃぐしゃな顔は……
誰が見ても
“襲われました”って分かってしまう姿だった。
ガヤは腰が砕けたようにその場に座り込んで。
横尾さんがそんなガヤを支えてて。
千賀は言葉を失ってて……
宮田は……
宮田の表情は……怖くて見れなかった。
こんな…愛する人の姿……
もしミツがこんな姿だったら
俺は…冷静にはいられないと思う。
ミツじゃなくても。玉森でも。
俺の怒りの沸点は越えていた。
『………あの野郎……ッ！』
俺は高田を追いかけようと
楽屋のドアに手をかけたが……
「やめて！！」
玉森の制止の声に俺は振り返った。
玉森は皆の顔をぐるりと見て…
………衝撃的な一言を放った。
「……俺…グループ、抜けるよ……」
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作者名：いっぽちゃん
| 作成日時：2017年9月22日 9時
