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M ページ27

今日の仕事の流れを

打ち合わせしながら


正面に座る玉を見つめる。


……が。1度も視線が合うことはなく。





トボトボと楽屋の外にある
自販機まで歩いていると



向こうから……高田さんが歩いてくる。




とりあえず挨拶だけはしなきゃいけない。









『……おはようございます。』








「おはよう。宮田くん、ありがとうね。


裕太と別れてくれて。

心配しなくても裕太は俺が一生愛するから。」



思わず俯いていた顔をあげると



ドヤ顔の高田さんが映って……





『……貴方で幸せにできるんですか?』



と呟いてしまった。



高田さんの表情が強張る。








『……裕太、幸せそうに見えないんですけど。


……お、俺の方が幸せにできるッ…!』




その一言を言って
“……しまった。”と思った。



高田さんが怖い顔で俺の胸ぐらを掴みー。






「……あんまり、調子のるなよッ!!」



高田さんの手が上にあがり



殴られる……ッ…!と目を瞑った。





その時、誰かが高田さんの手を掴んだ。





恐る恐る目を開けると……









『……ガヤさん………』









息を切らしたガヤさんが



高田さんを睨み付けていた。

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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月22日 9時

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