虹色の想い。2 (ページ26)

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マネージャーの迎えの車に
乗ってると

ガヤさんのマンション前で停まった。

車に乗り込んできたのは

ガヤさんとー………宏光。

思わず目を見開く。なんでこの二人………？

《おはよう。》

二人に言われてとりあえず挨拶を返す。

『……珍しいね。二人一緒だなんて。』

「そう？」

宏光は少し目をキョロキョロさせる。

「そんなことより、

今日、玉のことで話し合うから
ニカとあんまりふざけすぎるなよ。」

ガヤさんは宏光とは対照的に

真剣な目で俺に話してきた。

『……はーい。』

俺が返事をすると年上2人は

前の座席へと乗り込んだ。

「北山、あのガム頂戴。」

「おっけー。はい、アップル味～」

………何だ？この二人の間から漂う雰囲気は…

ついこの前までは目も合わせなかったのに…。

……やっぱり昨日の夜から一緒に居たのか…？

ってことはお泊まり？

えぇええ！？

だって……宏光にはニカが…。

「……と！健永？」

目の前には宏光の顔！

『うわっ！』

「ふはっ。何？考え事？

健永にもガムあげるよ。はい。」

……ガヤさんと宏光の間に何があったんだろ…？

そんなことを思いながら

水色のガムを口の中にいれた。