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t ページ22

マンションに着いたら






エントランスに見覚えのある人影が。








「裕太………。」




俺はその声を無視して

マンションに入っていく。






「話があるんだ……ッ…」





話?








『俺はないよ。』



向こうからの視線は感じるが

一切、目を合わせない。






「俺……間違ってた。

やっぱり俺には裕太が必要な…『宮田。』





宮田の言葉を遮って出た言葉は


自分で言っておいて酷く残酷だと思った。







『もう2度と名前で呼ばないで。


………俺はもう好きじゃない。

それから……俺の部屋の合鍵も。

ポストの中にでも返しといて。』






宮田がどんな表情をしていたかも分からない。


俺は宮田に背を向けて


エレベーターへと足を進めた。


部屋に着いてシャワーを浴びる。





身体中についてるキスマーク。





俺は…もう戻れない。



戻りたくても。




宮田のことがまだ好きでも……。



宮田には普通の恋愛が似合っている。




宮田が好きなアニメキャラみたいな。


優しくて可愛らしい子……。



……俺なんかじゃなくて。









俺は………









何のために
生きてるんだろう………………………?

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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月22日 9時

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