y ページ20
宮田の力強い言葉に
ホッとした俺は
太輔に電話をかけた。
繋がらなかったが
すぐに折り返しの連絡をくれた。
宮田のことを話すと
太輔も“良かった……。”と
ホッとした声をだした。
太輔も宮田に強い口調で怒鳴っていたが
誰よりも宮田と裕太のことを
気にかけているからこそだ。
それはもちろん、俺らメンバーも
宮田自身も分かっているはずだ。
……今後は宮田を含めて皆で
裕太を救う方法を考えよう。
このまま電話を終えるのは勿体なくて、
『今日オフだっけ?夜メシ行く?』
軽い気持ちで誘ってみた。
太輔からの返事は予想外だった。
「……あー、ごめん。
今、北山と買い物に来てて…
そのままメシ行くと思う……」
心なしか太輔は嬉しそうに断る。
それが腑に落ちない。
“渉も来る?”なんて。お誘いがないのは
きっとミツと二人でいたいから。
『了解。ミツにも宮田のこと伝えといて。』
そう伝えて電話を切った。
「横尾さ〜ん?もうすぐ撮影、始まるよ」
ニカが呼びに来た。
ニカは……知らないんだろうな。。
太輔とミツが二人で出掛けてること。
……俺が教えたら……
ニカはどんな反応するのかな?
この前の太輔とニカのお互いを見てた視線が
気になっていた。
キスマイのお母さん。なんて言われてて
メンバーを温かく見守る役目の俺に…
悪魔の声が囁いた瞬間だったー。
『……あのさ、ニカ。』………………。
314人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月22日 9時