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M ページ19

毎日が空気みたい。



ふわふわ。ふわふわ。



裕太に…触れたい。



自販機の前のベンチでジュースを飲んでいると


隣に横尾さんが座ってきた。









「……宮田、裕太のこと、

お前だから任せたんだ。

高田に脅されたぐらいで

何で裕太、手離すんだよ…。」




横尾さんは強い口調で。……でも優しい表情で。





「もしさ、写真がばら蒔かれて、

お前と裕太が好奇の目に晒されても。

俺らが守ってやるから。」









『………でもッ…』









「……大丈夫だ。俺達を信じろ。

だから……ッ…

もう一度、裕太を奪いに行ってこい!」



横尾さんからの喝に、俺の心が動いた。


初めて裕太と愛し合った時の、





“……傍にいてね。ずっと。…離さないでね”



裕太の言葉。。



そうだ。


俺には裕太が必要で裕太も俺が必要なんだ。



写真がばら蒔かれても。



世間から好奇の目に晒されても。



……俺が。裕太を守るんだ。






『……横尾さん。
俺、裕太を奪い返してくる!!』



俺の言葉に横尾さんは力強く頷いた。








裕太を幸せにできるのは高田さんじゃない。









…………………俺だ。

y→←s



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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月22日 9時

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