虹色の想い。2 (ページ44)

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宮田と裕太がよりを戻した。

と聞いて一安心。

正直……高田のことがかなり気がかりではある。

でも……きっと。

宮田は全力で裕太を守ってくれる。

宮玉も気になるが……

俺がチラッと見る先は……太輔と…ニカ。

今はミツと千賀が撮影をしていて

部屋の中には俺と太輔とニカの3人。

机の上に置いてある雑誌を
ペラペラと捲っていると…

「ガヤってさ、ミツのことどう思ってるの？」

ニカが衣装着に着替えながら
太輔に質問してきた。

太輔は俺の隣に座りながら

「……別に。」と呟く。

「ふーん……」ニカはこっちを振り返って

……先ほどまでとは違う表情で。

「……ミツは俺のだからね。」

と太輔に念を押した。

太輔の瞳が一瞬だけ、揺れた。……気がした。

「……分かってるよ。

それよりお前は千賀のことどう思ってるの？」

まさかの太輔からの逆質問。

ニカは難しい顔をした。……が。

すぐ笑顔を戻して

「戦友～♪」と言った。

……今度は太輔が難しい顔をした。

少しの沈黙のあと、太輔は席を立ち、

“タバコ”と一言呟いて部屋を出ていった。