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楽屋に玉が入ってきた。





思わず目を逸らすが、

玉は一切俺を気にすることなく
近くにあったソファーに腰をかけた。



別れを伝えた日、

玉は“分かった。”とだけ呟いて

俺の部屋の合鍵を机の上に置いた。







「……もう帰って。
これからはメンバーとして接するから…

大丈夫だから……ッ…」



玉の涙声を背中に聞きながら部屋を出た。




あれからどのくらい泣いたか分からない。




無意識に玉を見つめてしまう。




その時、楽屋のドアが開き…顔を出したのは



高田さん。






「みんな、おはよう。


…………裕太、ちょっといい?」






裕太……?



俺が呼んでた愛しい名前を…

誇らしげに……皆の前で高田さんは呼んだ。



メンバーもその呼び方にビックリしている。


玉は俺の横をスッと通りすぎて


北ミツの声も無視して行ってしまった。









「……宮田、どうした?」


横尾さんに言われて少し沈黙のあと……答えた。









『……玉と別れたんだ。』









メンバー皆の視線が俺に注がれた…………。

y→←s



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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月22日 9時

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