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大奥の敷地内には沢山の花が咲いていた。
黄色、赤色、桃色、、、
珍しい橙色や水色、緑色まである。
案内された広間の上座にはこの時代では
少し珍しい橙色の着物を身に纏った男の人が座っていた。
明るい色の着物など、普通はおなごしか着ないのに‥‥
しかし、この方には不思議と似合っている。
「某は大奥別当 横尾だ。」
『宮田俊哉ですっ!』
ぺこりと90度のお辞儀をしたが
その人は顔色を変えない。
「宮田、まず大奥に入るにあたって
一番始めに教えることがある。」
『はいっ!!』
「名を捨てよ。」
‥‥‥は?
「この大奥では下の名はいらぬ。
そなたはこれから【宮田】と呼ぶ、良いな?」
否定を許さない威圧感を感じる。
小さく頷くと横尾さんはとある巻物を見せてくれた。
「まずこれからそなたに大奥の基礎や所作を叩き込む。
亥の刻までに全て覚えよ。
明日からは早速勤めに励んでもらう。
この大奥には外面が良い者と頭が冴える者しかいらぬ。
まあほとんどの者は全て備わっておるがな。」
ようやくニコリと笑みを見せた横尾さんに
『はは…っ…(^O^;)』と笑い返すしかなかった。
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いっぽちゃん(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます✿これからも楽しんで読んでいただけるように頑張ります!極道シリーズもいつかまた書き進めたいと思っているので気長にお待ち下さい。 (2023年2月15日 17時) (レス) id: 837c8c98f1 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - いつもハラハラドキドキしながら 作品を読ませて頂いています。 次の展開がとても楽しみです。 7人の極道も すごく面白くて 小説の中に引き込まれていきます。 こちらも次がどうなるのか 興味津々です。 いつか続きを書いていただけたら とても 嬉しいです。 (2023年2月15日 16時) (レス) id: 199f3d1dfa (このIDを非表示/違反報告)
いっぽちゃん(プロフ) - ちゃんぴーさん» コメントありがとうございます✿極道シリーズも途中まで作成していたのですが盗作されてしまったのでそのままの状態になっています。こちらも内容を編集して前向きに作成していきたいと思っていますので気長に待っていただけると助かります。 (2023年2月10日 11時) (レス) id: 837c8c98f1 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんぴー(プロフ) - 極道の3rdシーズンはどうなりますか…??めちゃくちゃ好きなお話です。こちらの作品が最後になるということは極道の続きはなしと言うことでしょうか…(泣) (2023年2月10日 10時) (レス) id: e518d15445 (このIDを非表示/違反報告)
いっぽちゃん(プロフ) - つーちゃんさん» コメントありがとうございます✿実際の時代物とはかなり相違があると思いますができるだけ近づけるように頑張ります(笑)これからも楽しんで読んでいただけると幸いです。 (2023年1月30日 17時) (レス) id: 837c8c98f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2023年1月25日 19時