F ページ46
北山に教えてもらった
物置部屋のドアを開ける。
そこにはソファーに寝かせられている玉と。
柱に寄りかかっている北山がいた。
玉の元へと駆け寄る。
「……大丈夫だ。寝てるだけだから。」
北山にそう言われホッと胸を撫で下ろした。
ふと北山を見ると
…………服が乱れている。
シャツもまるで引きちぎられたかのように
上2つのボタンがなくなっていた。
そこから見える肌に心臓が音を立てる。
「……?藤ヶ谷?」
北山の問いに我に返った俺は
着ていたジャケットを北山に着せた。
「あはは。ありがとう……」
少し照れながら笑う北山に俺の心臓が
ドクドクと音を立てる。
『とりあえず……玉を連れてかなきゃな。
明日の午前はオフだし俺の家に連れてくわ。』
玉を背負ってそう言えば
「じゃあ俺も一緒に行くわ。玉、心配だし。
これからのことお前と話し合いたいし。」
北山はそう言うとタクシーつかまえてくる。
と先にエレベーターを降りて行った。
俺の背中でスースーと音を立てて寝てる玉の
鼓動を感じながら。
『……よく頑張ったな。
これからは
俺らが全力で守ってやる…………!!』
と呟いた。
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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月14日 21時