Ki ページ42
『あった、あった。』
テレビ局で台本を無事に見つけた俺は
エレベーター待ち。
ーその時……
ガタンッ。
奥の物置部屋から音が。
エレベーターはまだ来ないし
興味本意で物置部屋をそ〜っと覗いた。
そこには……誰かに覆い被さられている
玉の姿があった。
驚いた俺は
一目散にそいつに向かって体当たり。
玉を抱き起こすとそこには……高田さん。
かなり驚いた。
そして、今はこの状況。
俺の上に高田さんが覆い被さっている。
抵抗してもびくともしない。
俺、けっこう鍛えてるはずなのに……。。
そういえば高田さん、
キックボクシングやってるとか言ってたっけ。
そんなことを思っていると……
玉が焦った声で俺を呼ぶ。
高田さんの手が俺に向かって伸びてくる。
首すじに舌が這ってゾワッとした。
ヤられるー…………。
「……待って!!!
………お願い。ミツには手を出さないで。
何でも言うこと聞くから……。
もう二度と反抗しないから。…お願いします。」
玉……何言ってんだ……。
俺は高田さんの手を掴み。
『…玉には手を出すな。
…………俺で満足するなら好きにしろ。』
少しだけ目を見開いた高田さんが
パッと俺から離れた。
「……美しいメンバー愛だね。
これからも宜しくね、玉森くん。
………北山くんも、またね。」
高田さんが部屋を出ると
俺はすぐさま玉に駆け寄った。
「ミツ……ごめん。」
『…玉は悪くないだろ。大丈夫か?』
「……お願い。宮田には……言わないで。」
すがるような玉の瞳。
その瞬間、玉の身体がガクッと崩れた。
『……玉!?玉!……くそッ………。』
俺は玉を抱き抱え、
もう片方の手で携帯を取り出した。
頼む……出てくれ………
・
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…………………………………………藤ヶ谷。
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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月14日 21時