死んだ筈 ページ4
杏side
『えーと…縄みたいな紐…だけか』
遺書は書かない
書いても意味無いし
『ふふ、楽しみだなぁ…』
死ぬ事が楽しみなんて我ながら狂ってる
だけど、何時までも来ることのない
『…ふぅ…』
あとは、紐を吊り下げて椅子に乗って紐に首を入れて体重を乗っけるだけ
『…もう、死んじゃおっかな』
大してやることないし、やりたいことだってない
何の変哲もない、ただただ劣等感に塗れるだけの人生なんてさっさとおさらばした方がいい
『…誰も見てないよね?』
見られてもいいけれど、後々死ぬのに失敗した時に面倒臭い
ならば、見られてない時にさっさと済ませた方が楽だ
『…サヨナラ』
このなんの未練もないクソッタレな人生
「……てください…きてください……起きてください!!」
『っ!?』
え、何、此処…
私、あの時死んだ筈…
『え、と…』
「はぁ…やっと目覚めましたね。ほら、あとは貴方だけなんですから!!鏡の前に立ってください!!」
『え、どういう…?』
カラス?みたいな人は何で訳の分からないことを言ってるの…?
とりあえず、怖いから鏡言われた通りにの前に立つ
《汝、名を告げよ》
え、鏡が喋った…
…いや驚く事でもないか
これでも私だって“ クロウカード ”を使って魔法を使ってたわけだし
それより、名前…
えと…
ズキンッ
…あ、
『…アンズ・フィオーレ』
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熾紅(プロフ) - ののさん» ご指摘ありがとうございます!記載したつもりでいました…本当に助かりました。 (4月25日 0時) (レス) @page2 id: b79d44e34b (このIDを非表示/違反報告)
のの - イメ画のメーカー名ぐらい記載したらどうでしょうか? (4月24日 17時) (レス) id: 4fd61c229a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅奈桜綾瀬 x他1人 | 作成日時:2020年10月11日 1時