【ツイステッドワンダーランド】【FGO】マスターだった彼女はVillainsの世界へ Ⅱ (ページ10)

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53話ページ10

Aside

私は今、どこにいるの？

私は今、一人なの？

温もりもない

後輩(マシュ)やロマニ(ドクター)やダ・ヴィンチちゃんや英霊(みんな)もいない

私は何のために生きてるの？

誰のために生きてるの？

私はもう楽になりたいのに、この力を皆に返したいのに………

どこかで生きたいと願う自分が苦しい

誰か……誰か…

殺して

生きたい

死にたい

生きたいんだ

もう、分からないよ………

「まだです、手を伸ばして_____！

先輩、手を____________！」

暗闇の中で覚えのある声と一緒に光が見えた

「ま………しゅ……？」

彼女の名前を呼ぶと、また私は暗闇に落ちた

________

Noside

大会前に怪我を負った生徒達によって、レオナ率いるサバナクロー寮は試合に参加した

そして、クロウリーがもう暫く休んだ方がいいと言われ、レオナやラギー、ジャックは保健室へと向かい、エースやデュースもAの様子を見ようと保健室へ向かった

保健室にたどり着き、レオナが扉の取手に手をかけようとした時、手を止めた

「？レオナさん？」

「……静かにしろ…誰かいる」

レオナが勢いよく扉を開けると、Aの寝ているベッドの傍に薄紫色の髪の少女と薄い茶髪に腰に剣をさした男性がいた

「誰だ……お前ら」

レオナが威嚇するように聞く

後ろでは、ラギーやジャック、エースやデュースも戦闘態勢に入っていた

「貴方がミスター・レオナですね！」

「は？」

「初めまして！マシュ・キリエライトと申します

先輩をここに運んでくださり、ありがとうございます！」

少女マシュ・キリエライトは深々と頭を下げる

その隣の男性ガウェインは左胸に手を置き、騎士のように挨拶する

「円卓の騎士ガウェインと申します」

普通の人とは違ったオーラを持つ二人にレオナ達は、驚くばかりだった