【ツイステッドワンダーランド】【FGO】マスターだった彼女はVillainsの世界へ Ⅱ (ページ16)

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59話ページ16

Noside

「たしか君は、1年のエース・トラッポラさんでしたね

詐欺なんて人聞きが悪い」

アズールは契約通りにテスト対策ノートを渡してそれをきちんとこなせば90点以上は取れると話す

実際、エースは92点を取った

「でも、対策ノートを渡した相手がこんなにいるなんて話は聞いてねーよ！」

「エースの言う通りだこれじゃ、いくら対策ノートを貰っても上位50位に入れるわけないじゃないか！」

デュースに続いてグリムや他の生徒も批判の声を上げる

しかし、アズールはしれっとした表情で答える

「あなたたち”守秘義務”という言葉をご存知ですか？

楽をして良い点を取りたい。落ちこぼれになりたくない。テスト前日まで遊び呆けていたい_____

今回、期末テストで僕を頼ったバカ………いえ、皆さんの事情は様々でしたが

”誰が”、”どんな事情で”、”どんな契約をしたか”、………などというプライバシーに深く関わることを僕がペラペラ喋ったりするわけがないじゃないですか」

更に、アズールは「僕は誠実な男ですから」と話す

『今、自分で誠実っで言った………』

「言ったな………」

そして、アズールは契約書の127ページ目の秘密保持契約についての約款を守っているだけだと言う

すると、イソギンチャクの生徒から口々にユニーク魔法についての抗議があった

どうやら、契約で上位50名に入れた場合

各々の”自慢の能力”は返す

しかし、入れなかった場合は卒業までアズールの絶対服従の下僕になるらしい

『そんなこと……』

「さっきから聞いてりゃ………どいつもこいつも気に入らねぇ!!!」

とうとう、ジャックの怒りが爆発してしまった