9話 ページ10
Noside
カバディの守備においてやることは大きく二つ。
�々況發鬚�わす事。
��敵を自陣へ帰さないよう捕らえ、倒す事だ。
そして敵を捕らえるために守備同士手を繋ぐ”
しかし………
『あ、宵越君。ライン……』
「あ………！」
宵越の右脚はラインの外へ出てしまっていた。
「コートアウトは1失点になんだぞ!!コートの外は崖だ。崖をイメージしろ」
「イ、イメージはしてる!!」
『宵越君。コートアウトは腕立て30回』
「ぐ……」
宵越は守備に関してAと井浦から説明を受けていた。
1つのエリアと2つのライン
コートの両脇にあるエリアが”ロビー”。ストラグルするまで攻撃も守備も入ってはいけない。
中央線から1本目の”ボークライン”。攻撃手はこのラインを超えないと1失点する。
そしてその奥の線が”ボーナスライン”。守備の数が多い時にこの線を超えれば攻撃手にボーナスで1点となる。
しかし、その説明を聞いて分かったのは守備の逃げ場が”狭い”ということ。
宵越はそれを意識して練習するが、最中畦道と衝突して口論になる。それを見ていた井浦は1年対2年、お互いに2人組で試合をすると言った。
「とにかく形になるまでこのペアで試合だ。負けた方はマットの掃除と後片付けな！」
試合は始まったが、試合中、二人は衝突。同時に攻撃。口論など。様々な問題が起きた。
結果は3ー24と圧倒的な差となり1年組が負けた。
「………あのさ、自分たちの敗因分かってる？」
「コ、コイツが足をひっぱるから…」
「ヨ、ヨイゴシの守備が失敗すっからじゃ…」
「クク……ま、2人とも正解だな」
『カバディは素手で行うスポーツ。ルールも単純。経験の差は1年程、むしろ速さじゃ2人が勝ってる』
「しかしなぜここまで……ボロ負けするんだろうね？」
「ホントに俺ら先上がっちゃっていんすか？」
「うん、お疲れ。あ、でも帰る前に1つ＿＿」
井浦は親指をくいっ、と向けてグーからパーにするような仕草を2回やった。
それを見て2年組は少し困った表情になる。
「た……たいした事ねーなぁ。これじゃカカシと勝負した方がマシだわぁ〜!!」
「きッ……筋肉不足!!」
二人はそのまま体育館を出た。
Aは一つ息を吐き、後片付けを手伝おうとしたがそれを井浦に止められた。
「Aも今日は帰ろうね」
『え、でも私、マネージャー……』
井浦はAの言うことに軽く受け流しながら、彼女を抱えて体育館を出た。
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巫和泉(プロフ) - ゆるふわ犬さん» ゆるふわ犬さん。いつもありがとうございます！コロナ禍でお互い大変かと思われますが、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！これからもよろしくお願いいたします┏○┓ (2021年4月18日 14時) (
レス) id: c314aa38cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ犬(プロフ) - 巫和泉様、この度は新作を作ってくださってありがとうございます！巫和泉様の神作全て拝読しております！コロナ禍で大変なご時世ではありますが体調に気をつけてお過ごし下さい。続きをお待ちしております！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: bd276433d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫和泉 x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 22時
