32話 ページ33
Noside
試合開始から数分＿＿＿
1度目の全滅から能京の警戒は高谷煉に向けられた。
しかし、1度としてアウトにできず。
ボーナスや高谷以外のメンバーをタッチして点をとるしかない状況だった。
点数は5ー15と10点差とあまりよくない状況だ。
その理由は大量得点。
「……まず態勢を整えよう。宵越、高谷との勝負は＿＿＿」
「…わかってる。試合に負けたら意味がねぇ。行ってくる」
宵越が高谷に向けて攻撃を仕掛ける。
先程までとは違った段違いな速さに驚くが、奥へ来たことに無謀と六弦は考える。
「(ハイ、おしまい。塞がってるよ、後ろ)」
宵越は凄まじい速さで後ろを向き狙いを変えた。
彼は一撃で流れを作れないなら周りを崩そうと考えた。
「逃げ道はねーぞ!!」
「いや、
『(違う。警戒すべきなのは外じゃない……宵越君にはアレがある！)』
「(俺には
彼がサッカーで身につけた回避に驚きを隠せなかった。
「(これで2人アウト……能京のフルメンバーの守備だ!!こっから仕切り直す!!見てろ高谷………)」
宵越はチラリと後ろを振り向くが、そこに高谷の姿はなく、戸惑いを隠せない。
『！』
「あいつは……」
「早く戻れ宵越!!お前が帰った時点で……相手の攻撃だ!!」
宵越が井浦の声に気づいた時には、高谷の指先は肩に触れていた。
高谷は宵越の後ろについていたのだ。
それに加え、4対1と変わらない状況な上、水澄と畦道が戻ったばかりで守備が整っていなかった。
「(なんだこれは!?)」
「カバディ……」
奏和:高谷攻撃成功 タッチ3点獲得
「ナイス”追撃”!!」
「”追撃”!?」
「こっちが自陣に帰った瞬間、ノータイムで攻めて来る攻撃法だ。」
「そんなんアリなのか……!?」
攻撃手が自陣に帰る時、倒れていなければルール上問題はない。
帰り際の攻撃手に近づくため危険はある。
「……そうか！俺が後ろを警戒してりゃ……自陣の目の前で奴に触れた可能性もあった!!くそっ……」
「すまない。教えておくべきだった」
『こっちが仕切り直そうとしたタイミングで追撃を狙ったね』
「うん。それにタッチしたのは慶と宵越君と真司………攻め手を狙った」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
巫和泉(プロフ) - ゆるふわ犬さん» ゆるふわ犬さん。いつもありがとうございます！コロナ禍でお互い大変かと思われますが、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！これからもよろしくお願いいたします┏○┓ (2021年4月18日 14時) (
レス) id: c314aa38cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ犬(プロフ) - 巫和泉様、この度は新作を作ってくださってありがとうございます！巫和泉様の神作全て拝読しております！コロナ禍で大変なご時世ではありますが体調に気をつけてお過ごし下さい。続きをお待ちしております！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: bd276433d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：巫和泉 x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 22時
