26話 ページ27
Noside
対戦校・奏和高校
試合形式5対5 20分ハーフ
新チームの初の試合に向けてそれぞれが動き出す。
そして試合当日……
「気合い入れてくぞォ!!」
〖 おう!! 〗
・
・
・
〖ちわす!!〗
「能京だ!!ちーす!!控え室ご案内します！」
「7人、いや6人だけ……？」
「でも、六弦部長と同じ世界組の……」
「王城さんか!!細いな……」
「なぁ…後ろにいるのって“鬼神“の……」
「王城Aさん!?え、ちっちゃ!!」
「可愛いな……」
「てか、すごいデカいのいるな……」
「あ!?あれって“不倒“の!?」
「フトウ？」
「人違いじゃなきゃサッカーで有名な人だよ！」
「……ホントにすげんだなお前…」
水澄の言葉に宵越はふん、としか答えなかった。
「来たか強敵よ」
「あ。久しぶり六弦!!今日はよろしくー!!」
久々の再会ということで仲睦まじく見えたが、王城の出した手に六弦は払った。
「ケガで休養とは情けないな。自己管理もならん奴が部長ではチームもかわいそうだ」
「ウチのチームは出来るコが多くてね。偉そうに檄をとばさなくてもサボったりしないから」
二人は止まらずお互いの後輩自慢が繰り広げられる。
「悪いが勝たせてもらう。」
「それもこっち」
「……王城の友人もよろしくな」
「王城の……友人ね…」
その言葉に井浦は眼鏡をあげた。
その様子を後ろから不安げな表情でAは見ていた。
ウォーミングアップの最中、ドリンクを用意するために水道の場所を聞きに行こうとAは奏和の部員に声をかける
「あ、水道でしたら………」
「あ!!君が王城Aちゃん？」
突然の大声に奏和の部員はビックリして半歩下がった。
Aは声をかけてきた人物を見上げる。
そこには奏和のエース、高谷煉がいた。
『高谷、煉………さん』
「あ、オレの名前知ってるの？嬉しいなぁ！良かったらオレが案内するよ!!」
こっちこっち、と言いながら高谷はAの手を掴んで連れていこうとする。
すると突然、高谷は誰かに頭を叩かれた。
そこには六弦が怒り心頭の表情で立っていた。
「高谷………お前と言うやつは！相手校に迷惑をかけるな！」
「え〜、こんな大物に会ったら挨拶するのが普通じゃないっすか」
「まったく……A、悪かった。ウチの部員が……」
『…いえ、大丈夫です。』
首根っこを掴まれたまま高谷は六弦によってウォーミングアップへと戻された。
Aは先程教えてもらった水道に向かった。
『(宵越君並の身長の上、存在感が凄い……)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
巫和泉(プロフ) - ゆるふわ犬さん» ゆるふわ犬さん。いつもありがとうございます！コロナ禍でお互い大変かと思われますが、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！これからもよろしくお願いいたします┏○┓ (2021年4月18日 14時) (
レス) id: c314aa38cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ犬(プロフ) - 巫和泉様、この度は新作を作ってくださってありがとうございます！巫和泉様の神作全て拝読しております！コロナ禍で大変なご時世ではありますが体調に気をつけてお過ごし下さい。続きをお待ちしております！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: bd276433d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：巫和泉 x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 22時
