23話 ページ24
Noside
『兄さん……!怪我、してない?どこも痛くない?』
「ははっ、大丈夫だよ」
「浮かれすぎだ。最後完全にスイッチ入ってたろ。またケガするぞ。掴まれたのが足だったら……」
王城はゆっくり一息吐く
「……ゴメン…僕の技……A以外に真似されたの初めてで……嬉しくて…」
「………あれは、理屈でやった訳じゃない。あれは一体なんなんだ?」
「……あれは…一種の“カウンター“だよ。ボクシングなんかで使われてる。」
「“カウンター“?こっちは攻撃してねーのに?」
『でも、呼吸はするでしょ?』
「呼吸………」
突発的なアクション……力を入れる時、人間は必ず息を“止める“か、“吐く“か……逆を言えば息を“吸う“時は無防備に近い。
「その瞬間、こっちのMAXを合わせると触るのも倒すのも楽になる……“よーいどん“には弱いけど。あと“カウンター“を悟らせない努力も必要なんだ」
宵越は感じていた。
王城からは何も感じなかった。それは何も感じさせない状態からのカウンター。
「(しかもこいつは……まだ何か隠してやがる)」
「クク……よく頑張った方だよお前達……部長はカバディ歴10年以上の
「10ッ……!?てめー……“最強の
『諦めるの……?』
「………バカ言え。今、先が見えてきたところだ。やってやる」
「宵越君ー!!大事なこと言い忘れてたよ……」
「あ?」
「僕の名前……!そういえば言ってなかったよね……?」
その問いに宵越は別にいい。と答えた
「“部長“でいいだろ。」
___________________
番外編
「あと、ついでに言うならAもカバディに関しちゃ、宵越達よりも先輩だぞ」
「はぁ…!?」
『……よろしくね』
「(こいつが、先輩!?)」
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巫和泉(プロフ) - ゆるふわ犬さん» ゆるふわ犬さん。いつもありがとうございます!コロナ禍でお互い大変かと思われますが、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください!これからもよろしくお願いいたします┏○┓ (2021年4月18日 14時) (レス) id: c314aa38cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ犬(プロフ) - 巫和泉様、この度は新作を作ってくださってありがとうございます!巫和泉様の神作全て拝読しております!コロナ禍で大変なご時世ではありますが体調に気をつけてお過ごし下さい。続きをお待ちしております! (2021年4月14日 22時) (レス) id: bd276433d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:巫和泉 x他1人 | 作成日時:2021年4月10日 22時