継子と御館様 ページ25
「お早う皆、今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?
顔ぶれが変わらずに半年に一度の"柱合会議"を迎えられたこと、嬉しく思うよ。」
師範に腕を引っ張られ、しのぶさんとの間に膝をつく。
微笑む御館様の御顔は、前より病が悪化しているように見える。
「御館様におかれましても御壮健で何よりです。
益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。」
「ありがとう、実弥。」
全員が伏せ終え、不死川様が挨拶を述べる。
師範が一瞬だけ、むっとしたのが横目で見えた。
恐らく、挨拶をしたかったのだろう。
「畏れながら、柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく存じますが、よろしいでしょうか。」
「そうだね、驚かせてしまってすまなかった。」
不死川様の問に対し、御館様は冷静であった。
聞けば、二人の存在は容認していた、と。
…そして、柱の皆さんにも認めてほしい、と仰られた。
「嗚呼…たとえ御館様の願いであっても私は承知しかねる…」
「俺も派手に反対する。
鬼を連れた鬼殺隊員など認められない。」
「私は全て御館様の望むまま従います!」
御館様の言葉をそのまま飲み込み、受け入れる者もいれば、そうでもない者も勿論いる。
ちなみに師範はというと…
「僕はどちらでも…すぐに忘れるので…」
うん、いつも通りだ。
どうやら炭治郎さん達には興味は湧かないらしい。
「…?なに。」
『いえ、何もありませんよ。』
どうやら見つめ過ぎてしまったらしい。何もないと伝えれば、返事はせず、御館様の方に向き直った。
「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門・富岡・神無木の三名の処罰を願います。」
私の名を呼ばれ、今一度姿勢を正す。
もう、覚悟は出来ていた。
「…では、手紙を。」
「はい。」
一体どんな処罰が…と身構えれば、御息女に手紙を読むよう促される。
「こちらの手紙は、
御息女は、そのまま手紙を読み上げた。
926人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴえんはけつの穴 - ぐええええ…ここで更新とまってるじゃないですかああああ!!!こんなに面白いのに放置するのもったいないですよおおおお!!!だって作者様すっごい文才あるじゃないですか!!!ヘ(゜ο°;)ノ続きが読みたいですうううううう!!!! (10月30日 11時) (レス) @page42 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 続きが読みたいですぅぅ!!むいくん尊すぎます(*^^*) (7月11日 5時) (レス) @page43 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - なん……なんてところでお終わるんだ………ええええええん続きを!!!!お恵みください😭😭😭お気に入り登録して待ってますカラァァァ!!!! (6月3日 10時) (レス) @page43 id: 582aff8f8e (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 面白いです!!続き早く読みたいです!!よろしくお願いします!! (2021年1月24日 17時) (レス) id: 7e4844db49 (このIDを非表示/違反報告)
すぺーーーーる(プロフ) - 凛さん» 自分の作品にそう思っていただけていると思うとすごく嬉しいです!キャラの特徴を掴んだ上で、私なりに彼らを表現していきたいと思っていますので、これからも応援して頂けたらと思います!コメントありがとうございます! (2020年10月12日 22時) (レス) id: d7dabbbcbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すぺーーーーる@すぺる | 作成日時:2019年10月6日 22時