大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ。 (ページ9)

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『そ、、、、、あん、、すぎんなって、、』

『でも、、、高地先輩、、、、んだけど、、』

資料室に入りずらい。

男女の声が少し漏れて、

それがそいつらだと気づいてしまったから。

なんで職場に持ち込むかな。

激しめのノックをして用事を済ませれば

奥からヒソヒソと声が聞こえて高地だけが追いかけてきた。

高地「よっ、北斗〜、もう終わりでしょ？飲みに行かない？」

松村「行かないよ二日酔い。」

高地「じゃあ飯食おうぜ」

松村「帰る。そっちの女の子と帰れば」

居るであろう方向に目線をつければ、

少し目が揺れる高地

高地「なんだよ、気づいてたんなら声かけろよ」

松村「別に、俺には関係ないし」

高地「関係ないかもしれないけど、関係あるだろ」

松村「なんだそれ」

高地「だーかーらー、ちょっと飯食おうぜって」

松村「いいって」

高地が呼び止める手を振り払って

感情のままに身体が動いてるのが分かる。

何をそんなにムカついてるのか分からないけど、

今この場に高地と、あの子と居たらきっと叫んでしまいそう

いつもの俺じゃなくなる気がして怖い。

時計が定時をすぎているのを確認するとカバンを持って退勤した

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