大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ。 (ページ5)

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高地「あん時はあん時だったんだよっ」

どこかで聞いたことのあるセリフ

田中「まあ、高地は変なことしそうにないし、
別に北斗も興味無いんだろ？いーじゃん」

松村「、、、まぁ、」

高地「うん、別になんもなかったよ、たまたま会ったから
たまたま飲んだだけ」

その、たまたまが俺にないんだけど。

森本「ビールオカワリする人〜！」

松村「はい」

高地「じゃあ、俺ももう少し飲んじゃおっかな〜」

森本「いいねぇ〜、北斗も珍しいね、酔いたいの？」

知らねえーよ。

森本「じゃあこっち来いよ！」

隣を音が鳴るくらい叩いて俺の事を呼ぶ

重い腰を浮かせて隣へ座ると

後ろから“捕まったなあいつ”と聞こえてきた

森本「何深刻な顔してんだよ」

松村「ごめん」

森本「ほら、飲めよ」

松村「うん」

森本「北斗はさ、確かにいつも暗いよ
でもたまに見せる馬鹿なとこが俺は好きなんだよ」

松村「なに、慰められてんの俺」

森本「だって北斗俺らのこと大好きじゃん」

松村「まあね」

森本「俺が女の子だったら絶対結婚してたね」

松村「嫌だよこんなゴリラ」

森本「おい！愛の深さにゴリラは勝てねぇよ！」

松村「意味わかんねぇよ！」

慎太郎はきっと、良い旦那さんになると思う。

いや、俺以外みんな。

慎太郎の“大好き”は愛が深すぎて安心出来る。

何言ってんだよ、俺。

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