大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ。 (ページ3)

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昨日、結局断られた。

後ろをトボトボとついて行くと、

いきなりタクシーに乗って巻かれた。

高地「北斗〜、これさこっちじゃね？」

松村「あーうん、直しといて」

高地「またかよー」

あ、またキミはニコニコして窓口に立ってる

あー、何がそんなに笑顔にさせるのだろう

松村「なぁ、高地。俺ってそんなひねくれてるかな」

高地「んー、だいぶ行ってんね」

松村「いやいや、ゆーてだよ」

高地「あ、そうだ。今日慎太郎が焼肉行こうってさ」

松村「いーよ、俺行ってもつまんないっしょ」

高地「そうゆうとこだよ。行くからね、今日こそ」

俺が行ってもつまんない、なんて言ってるけど、

多分俺がつまんないんだと思う。

つまんないって言うか、何話したらいいかとか

何したらいいかとか、皆にどう合わせたらいいかとか

すげぇ考えちゃって。

松村「何時？」

高地「んー、20時くらいじゃないかな？」

松村「分かった」

昔からよく集まるメンツ、

嫌いじゃない。なんなら好き。

あいつらと一緒にいると落ち着く、

だからこうして高地が誘ってくれるのも正直嬉しかったりする

高地「みーなみさん、今日焼肉行かない？北斗もいるけど」

「えー、行きませんよ〜」

高地「この間は良くて今日はダメなの？」

「それはそれ、これはこれです！」

は？、あいつら飯行ったの？

いつ？俺知らないんだけど。

てか俺がいるって知ったから断ったよね？

高地、やってんな。

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