大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ。 (ページ19)

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高地side

「あの色白おばけ覚えてないんですよ？！」

高知「結局なんだったの？」

たまたま一人でふらっと入ったお店に美波さんが居て

なんだか最近たまたまが多い気がする。

既に酔っ払っていた美波さんは、やっぱり北斗の話

「あの人が私が移動になった時、
教育係になったの覚えてますか？」

高地「あー、あったねそんな事」

「その時にぃ、“俺の事先輩って呼んでよ、なんでも聞いて”
って言ってたんですよおおおっ」

高地「あー、知ってる。あれはあいつなりのコミュニケーションなんだけど、たまにキモイよな。ふふ、」

「なんか最初はナルシストかよーって正直思いました」

高地「うん」

「あの人無愛想でテンプレ仕事人間で面白くなかったです」

高地「そうだね、」

「でも、、、たまに優しいです、、、」

高地「うん」

なんだか溶けてしまいそうな顔をして

北斗を語る姿に胸が少し苦しくなった。

高地「たまには北斗とも飲んであげてよ」

「嫌でふっ、私酒癖悪いの自覚してます〜」

高知「でも、俺の事美波さんが誘ってくれたじゃん今日」

「高地さんはなんだか落ち着くんです、
話しやすくて、えへへ〜」

高地「じゃあ今度は俺が誘っていい？」

「ふぇ？」

高地「この後俺ん家くる？」

「、、、、え？」

俺は、何言ってるんだろう。

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