大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ。 (ページ13)

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高地side

高地「それで、、、りみちゃんは」

「このことはりみと3人で話し合いました
でも、りみは信じてくれなくて、彼氏さんにもその後聞いたみたいですが、否定したと聞きました」

高地「じゃあ、ゆあちゃんが嘘ついたことになったの？」

ゆっくりと頷く美波さん

俯いてた顔をあげ、俺と目合うと

「その後すぐ、ゆあが事故にあいました。犯人は捕まってません」

高地「え、、、なん、、」

「私は、りみの彼氏さんが怪しいと思ってます。」

高地「、、、今もそのふたりって付き合ってるの？」

「はい、そのあと結婚もしました。」

俺でも多分犯人はその彼氏さんだと思うに違いない。

ましてや、親友が亡くなった後に結婚するなんて

そうとう美波さんは悩んだだろう。

その後、気分変えましょう！と言い出して

だいぶお酒とご飯が進むと、いつの間にか話題は北斗の話になった

「あのー、あれっ、松村先輩って人の感情ないんですかね
あのむすーっとした顔で、テンプレしか言わないし
操り人形かって！」

高地「あいつああ見えて結構面白いよ？」

「えー、あの色白お化けがですかあ？」

高地「結構言うねえ、あ、口の横パセリ着いてる」

「んぇっ、見ないでくださいよお〜もう〜」

美波さんは、自分の歓迎会も飲みの誘いも来ない理由は

こうやって酔うと口が悪くなって姿勢が悪くなるからだという

前傾姿勢になっていつテーブルに顔が着くのかたまに不安になる

それでもヘラヘラ笑って目が合うとふにゃっと笑う顔が

とっても可愛かった。

どこかしら、北斗に似てるように思えた。

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