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私の初登校から数日たった
私の日常は
朝から夕方までは学校
その後バイトへ
バイトから家へ帰ると、授業の予習復習をして寝る
朝は4時頃に起き、姉の捜索へ
7時頃までには家へ戻り弁当を作り
朝食を取って、学校へ行く
学校までは徒歩かバスで行けるので、人の混む電車に乗る必要がない。
バスも案外人が少なくて
大変楽だ
姉がいなくなった2年前からはヨコハマでも
ずっとこの生活を送っている
人より睡眠時間は短いが、別に死ぬほどのものでは無い
もはや慣れだ。
今では探偵・情報屋を2人雇っている。
1人は男性、もう1人は女性
彼らをそれぞれ、探偵A(男性)と探偵Bさん(女性)としよう。
今回、姉のイケブクロでの目撃情報は探偵Bさんからのものだ
ようやく掴んだ姉の痕跡だ
私は姉がまだ近くにいる、という可能性に賭けたい
それに、探偵2人を雇うために血のにじむような思いでバイトをしてお金を稼いだ
祖母に手伝ってもらうという選択肢もあったが、これまで頼ってきた分、
これ以上は迷惑をかけたくないことと、
個人的に自分で姉を見つけたいという思いがあった
私は
絶対に
姉を見つける
そのためには情報が必要だ。
日本という孤島の中で、たった一人の人物の居場所を特定するための情報を得ることは、私一人では何年かかるか分からない。
それに私はコンピュータに対してもそれほど強くない
カメラのハッキングスキルさえあれば何処にいるかは分かるかもしれないが……
私は法を犯してまで見つけだそうとは思っていない。
現在、時刻は4:00(a.m)
今日も姉を探しに街へ出る
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作者名:りりー | 作成日時:2019年2月26日 23時