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「(でかっ!!顔つきが日本人じゃない気がする……
てか、
それより……)
あの〜…、
そう、尻尾を掴まれたタヌキはブラブラ体を横に動かし振り子のようにして今にも逃げようとしていた
あぁ、ちょっと可哀想
??「問題ない。小官があとで調理するから、その時までの辛抱だ」
「ん??」
しょーかん…??
ちょうり??
「た、食べるの?それ…」
??「そうだが?」
……………………
………
ひええええええええええええ!!!!
この人ヤバい!!!!
おばあちゃん!!!ヤバいやつに会ってしまったよ!!!!
私、食べられちゃうのかな!!!
カニバリズム的な意味で!!!!
そーっと後ずさっていると
??「貴殿は何故ここにいる?
ここは、あまり人が好んでくるような所ではない
特に若い女性は」
ごもっともです!!!
でも、タヌキに興奮してつい夢中になって追いかけてしまった…!!
だって!タヌキ、意外と可愛かった………!
「タヌキを見たのが初めてで、つい追いかけてしまって……」
??「ふむ、そうだったのか。
小官は毒島メイソン理鶯だ」
え??名前??
ぶ、ぶすじま…?めいそん?りおー?
バリバリのハーフだったわ
「えっと、毒島さん?」
理鶯「理鶯と呼んでくれ」
「理鶯さん?
わたしは池中A……です」
理鶯「そうか、貴殿はAと言うのか
ここで会ったのも何かの縁だ。なにかご馳走でもしよう
小官の野営地へ案内しよう」
「いえいえいえいえ。タヌキも無事(?)に保護(?)されたし、私はこれで帰りますね!失礼しま…」
理鶯「帰るのか??」
理鶯「此処には、あまり人が来ない。少しでもいいんだ。寄っていかないか?」
「うっ…」
ひぃぃぃぃい…!!
こんなに顔が整ったハーフに
そんなことを言われて断る女がどこにいる??
いないね!
「あ、案内してください」
理鶯「!!ほんとか!」
あれ、顔にお花が飛んでる(ように見える)
「(大柄で可愛い……だと?!)」
理鶯「ついてこい」
私は理鶯さんの後をついて行った
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作者名:りりー | 作成日時:2019年2月26日 23時