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警察署へ向かう途中、私はあれこれ考えていた。




____







__


姉の捜索を依頼したのは、姉との連絡が途絶えたすぐだった。







ヨコハマにいた私と祖母はすぐに警察署へいき、捜索願(行方不明者届)を提出した


その時居た警察官はきちんと【受理】をしたのだ

そして

『必ず見つけ出します』と私達に言った








それにも関わらず、未だ連絡の1つもない


きっと捜索は難航しているのだろうと思った矢先に、Bさんからのイケブクロでの目撃情報ときた







姉は運転免許を持っていない。
姉は大学院生で、院は祖母の家から通える距離にあったのだ。
だからヨコハマを出るためには電車かタクシーを使うしかない。

姉を知る人には全員に声を掛けたが、心当たりがあると言った人は0。




私は姉は誘拐・拉致されたのだと考えた




だが

こうなると、姉はただの行方不明者ではなく【特異行方不明者】として扱われる



特異行方不明者は、警察が見つけたとしても警察の強制力を行使して連れ帰ることが出来ない。


でも………__





「それなら、私かおばあちゃんに連絡が来るはず…」









_ 分からないものは確かめなければ





_ 主体的行動は私のポリシーだ









_ もし、捜索が打ち切られていたとしたら?




_ それは、ない。警察が私達に連絡するはずだ




_ じゃあ、どうして連絡がないの?







_ それは分からない。







それが









「分からないなぁ」









そう呟いて私は警察署へ入った









___






警察署の名前は捏造です

作者自身、関東地方はあまり知らないので悪しからず…

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作者名:りりー | 作成日時:2019年2月26日 23時

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