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三郎くんの二郎への悪口がオンパレードしていった


「(この兄弟、闇深い……!!それに、三郎くんの顔が完全に悪だ!!!)」









二郎「できたぞー!」




三郎「この匂いは……」



「炒飯!!!!!」



って、二郎は今エプロン姿





めっちゃ、写真撮りたい(悪い顔)


女の子に売ればいくら貰えるかな…


私がスっとスマホに手をのばし、カメラを起動させようとすると、




二郎「おい!撮ろうとするんじゃねぇ!!!」



スマホを取り上げられてしまった……




スマホで撮ろうとしただけなのに

お?このフレーズどこかで?



一郎「おっ?出来たか?それじゃ









いただきます」



「いただきます…」パクッ


「え、美味しい…!意外……」


三郎「二郎にしては上出来ですね」

二郎「おめぇらなぁ!!」


一郎「ハッハッハッ!」



「(祖母の家以外の誰かの家で、こうやって多人数でご飯食べるの、久しぶりだなぁ)」



私は心做しか頬が緩んだ



一郎「…!


池中さん、言った通りだろ?二郎は根はいい奴なんだ」


「そ、うですね……

確かに、口悪いし、力加減なんて考えてくれない奴ですけど」


二郎「おい?!」



「今日、その根っこの部分を見れた気がします」



ヒプノシスマイクを持って、私を助けてくれた


なんだかんだ言って、帰り道はさりげなく車道側を歩いてくれたし

今、こうやって私をご飯に誘ってくれた






「(ジェントルマンの欠片も無いってことではなかったな…

まぁ、ジェントルマンの一欠片しか無い奴に昇進だ)」









___









__









_



「ご馳走様でした」


二郎「表まで送ってやるよ」



「……」



二郎「な、なんだよ?」



「その言葉、あの時に欲しかったな!!」


二郎「ばっ!悪かったって!」







一郎「池中さん。また、いつでもいいから来いよ」

三郎「僕もお待ちしてます」



「ありがとうございます。それと一郎さん、私のことは名前で呼んでもらって構いません。これから、お世話になることもありますし……」


一郎「そうだな……じゃあ、気をつけて帰れよ、
A!」




「はい!」ニコッ









私は二郎に玄関まで送ってもらい、帰路についた








〜〜




一郎「なぁ、二郎。Aが言ってた、『あの時に欲しかった』ってなんのことだ?」




二郎「げ。

…………説明するよ。」

・yamada bro→←・



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作者名:りりー | 作成日時:2019年2月26日 23時

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