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二郎｢はぁ？！なんだよそれ！
兄ちゃんがお前にそんな事、ほんとに頼んだのかよ！｣
｢あぁ、頼んだとも。一郎さん、悲しんでたぞ。お前が授業をサボっているのを知って｣
二郎｢お前！マジ、言ったのか！？｣
｢嘘をついても私にはメリットが無いからな
たが、とんだブーメランを喰らったよ
まさか依頼料の代わりにお世話係を任されるとは……｣
二郎｢マジかよ…｣
｢大マジだ。これから、お前がサボる度に一郎さんにチクってやる｣
二郎｢(こいつ…！！さっきまでちょっと可愛いと思った自分を殴りてぇ！！)｣
二郎は頭を抱えこんだ
prrrrrr
ちょうど私のスマホがなった
｢はい、池中です｣
『Aちゃん！今大丈夫？』
｢はい、どうしました？｣
『今、オーナーが熱出して倒れちゃって……
悪いけど、今日はお店開けないことにしたから…
今日はお休みってことで』
電話は、私のバイトしているカフェでオーナーと住み込みで働いている人からだった
そっか、オーナー倒れちゃったのか
昨日バイトのシフト入れてなかったから顔を見れなかったな……
ちょっと心配…
｢分かりました。学校が終わり次第、何か買っていきます。オーナーのことお願いします｣
『助かるわ〜！ありがとう』
｢それでは。｣
二郎｢何だったんだ？｣
｢バイト先の人から
今日、シフト入れてたんだけど急遽お店が開けられなくなったって｣
二郎｢んじゃあ、今日は暇なんだな｣
｢は？｣
二郎「言っただろう。俺も協力するって。」
二郎｢俺のとっておきの路地裏スポット紹介してやるよ
多分、池中も知らねぇだろうし
お前の姉ちゃん探すにはまずは地形を知ることからだな！
お前がまえいた時と色々変わってるかもしんねぇだろ？｣
｢そう…
ありがとう！！｣ﾆｺｯ
二郎｢…！
と、とりあえず戻るぞ！せんこーがいつ来るか分からねぇからな。｣
｢さっき予鈴なったし、もう来てるんじゃない？｣
二郎｢…………それマ？｣
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作者名：りりー | 作成日時：2019年2月26日 23時
