おバカの時代4 ページ41
「はぁ、大人しくしとけって言われなかったか?青峰。」
きゃーっ!と生徒達から歓声があがる。当然だ。有名人な上ルックスも割と整っている青峰が教室まできたのだから。
ったくめんどくせーな。しかもバスケ部の奴らを見つけてニヤニヤしながら声をかけてやがる。
「お?誰かと思ったらあん時の俺らにボロ負けしたキセキの世代(笑)じゃねーか。お前らここの学校かよ。」
「そ、そうだけどなんか問題あんのかよ。」
「先輩への態度がなってねーな。お前ら全員1から鍛え直してやるよ。」
そう言うとじゃあ俺体育館行ってるわ。と教室から去っていった。
...青峰が先輩への態度語ってんじゃねーよ。
「ほら、お前らそういう事だから早く行けよ?」
改めてそう全体へ向けて声をかけると、後ろの女子生徒から驚くべき声が聞こえた。
「あんたらバスケ部、嘘ついて最低って思ってたけど青峰選手こんなに近くで見られたし、あの声聞けたから許す。」
「俺らもー。青峰選手に免じて許してやる。な?」
俺も私もーと周りから声が上がり話題は青峰の方へ流れていく。許す発言をされた方はポカンとした顔で突っ立っていた。そして周りのメンツと顔を見合わせ、安心した表情を見せた。
まあ、一件落着なのか?と思いながら俺は大きく息を吸う。
「どーでもいいから早く着替えに行きやがれ!!!!!」
「「はいっ!!!すんません!!」」
そして30分後には青峰にしごかれるバスケ部のメンバーが居たとか居なかったとか。
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作者名:真紘 | 作成日時:2017年9月3日 22時