某キセキたち3 ページ37
「お邪魔するのだよ。」
「ほんとにキセキの皆様って暇人なの?wwwwwwwwwwあ、お邪魔します。」
そう言って入ってきたのは医者コンビの緑間と高尾。今日は夜勤が無いため、夜なら参戦出来るということで10時からビデオを見るべくここに集まった。
ここ、というのは赤司家だ。赤司家ではいつものメンツ(火神はアメリカからチャットで参戦)で馬鹿でかいテレビを囲んでいる。
「じゃあ始めるよー!」
さつきがそう言って再生ボタンを押した。
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「いや、やっぱりやべぇなww」
「逃げてるところとかさっきまでの威勢はどうしたって感じだな。」
「圧勝だったよねぇ〜」
「もう少し手応え欲しかったっス」
「まあ、これでキセキの世代語んなくなりゃいいんだよ。」
「これでも懲りていなかったらただの馬鹿なのだよ。」
それぞれに感想を零すと、興味が無くなったのかみんな別のことをし始める。
「それよりマリカーしよーぜー!」
「たまにはスマブラがいいっス!」
「ふっ。何をやろうと勝つのは俺だ。」
「違いますよ、赤司くん。こういう時はあれです。『俺に勝てるのは俺だけだ。』」
「あぁぁ!!テツ!!それいい加減やめろ!!」
「嫌です。僕、根に持つタイプなので。」
「やっべwwwwww中二病かよwwww」
「はい。キセキの世代は全員中二病発言してますよ。ききます?」
「やーめーろーーー!!つーかテツ!!お前も言ってんだろ!?『僕は影だ。』とか!」
「だってほんとに影でしたもん。」
ふいっとそっぽをむくテツと中二病発言教えてと爆笑している高尾にチャット向こうで寝落ちしてる火神。なにやら難しい話をする赤司と緑間と黄瀬と紫原とスマブラを始めている。
「賑やかだよなぁ。」
ポツリと呟いた俺にいつの間にか横にいたさつきが声をかける。
「Aもきっと、楽しんでるよ!!」
流石幼馴染。よくわかんな。まあでもそれに救われてたりもする。
「だな。ほら俺らも混ざんぞ」
おるぁー!!俺もスマブラすんぞー!!
ぎゃいぎゃいわいわい、こうして今日も俺達の夜は続いていく。
某キセキたちFin
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作者名:真紘 | 作成日時:2017年9月3日 22時