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ソラン
『貴方達はわたしの名前を知ってる?』
そう言った彼女の顔がとても悲しそうだった。
あー、そうか、きっと彼女は自分を見て欲しかったんだ。
俺を支えるためにって言うのはきっと嘘じゃない。
だから、必要以上に俺達に絡んで来なかったんだ。
支えるって決めたから、自分の気持ちを隠して、我慢して・・・
それが爆発しちゃったのかな?
「ユ・ソヨンでしょ?ちゃんと知ってるよ。」
君が誰よりも頑張って仕事してたのを知ってる。
他のスタッフが嫌がる仕事も率先してやってたよね?
コンサートの時なんか、裏でずっと走り回ってたよね?
「うちの事務所に入ったのは2年前くらいだっけ?ユアヌナに紹介されたでしょ。仕事以外で話し掛けて来ないから人見知りなのかなって思ってた。」
ユアヌナの後ろに隠れて挨拶してたのを覚えてる。
「レッスン室にいつも花を飾ってくれてるよね?俺、いつも楽しみにしてたんだよ。今日はどんな花かな〜って。」
男だらけでむさ苦しい中に綺麗な花を飾ってくれて、本当に嬉しかった。
その花を見る度に癒されてた。
「守りたいって言ってくれて嬉しかったよ。でも、こんな事は間違ってる。わかるよね?」
きっと本心では、わかってたんだと思う。
こんな事しても、俺を守ることなんか出来ないって。
きっと、自分を見て欲しかったんだね。
『ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・』
涙を流して謝る姿を見てしまうと、さっきまで怒ってたはずなのに、なぜか許せてしまう。
これも愛情の1つなのかなって。
「もういいよ。」
たぶん俺が許すって言っても皆は許さないと思う。
悪い事は悪い。
ちゃんと償いはしなきゃいけない。
彼女はそのまま警察に連れていかれて、俺は皆と一緒に病院へ。
足と手を治療してもらうと、お腹が空いてきた。
「ねぇお腹空いたーー!」
SG「お前な・・・誘拐されたんだぞ?」
RM「呆れた奴だな・・・」
JH「まぁソランっぽいよね。」
V「ねぇ!褒めてよ!俺達のおかげでソランが見つかったんだよ!」
JM「そうだよ!ソラン、なんか奢れよな!」
まぁ酷い。
もう少し心配してもいいと思わない?
ほら、こっちの2人なんてずーっと俺の隣から離れない。
見習ってほしいもんだ。
JN「何食べたい?なんでもいいよ。」
JK「何も食べてないんですか?あの人ご飯も与えないなんて酷い!」
いや、与えられても普通食べないよね?
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月未(プロフ) - さやさん» ごめんなさい、今はリクエストをお受けしてなくて・・・また再開した時にリクエストをお願いしてもいいですか?せっかくリクエストいただいたのにすいません。 (2019年4月3日 15時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - リクエストさせていただきます!そらんが変な薬をのんで子供になった?!とゆうことをつくってほしいです!(語彙力なくてすみません。) (2019年4月3日 4時) (レス) id: 7eea8a95da (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - ありがとうございました!これからも楽しみに読みます! (2019年3月26日 21時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
くふ(プロフ) - 更新頑張ってください! とても面白くて何度も読み返します!応援してます! (2019年3月26日 17時) (レス) id: a0c9b9060f (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月25日 17時) (レス) id: bc5dc3272a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月未 | 作成日時:2019年3月18日 15時