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SG「泣くなジョングク。ソランは泣かずに最後まで耐えたんだから。」


そう言うユンギの目にも涙は溜まっている。


アイドルを続ける限り、サセンは必ず現れる。


どんなに警備を強化しても、小さな隙間をぬってあの手この手で近づこうとする。


次は自分の番かもしれないという恐怖もあった。


RM「俺達は、今は残りのツアーの事だけを考えよう。ソランはきっと大丈夫だから。な?」


何を優先すべきか、自分達に出来ることは何か、それぞれが考え、頭を悩ませながらホテルへと帰って行った。


Li「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!ソラン様のお帰りだよ!!見てみて〜筋肉マン!」


大きな湿布を貼ってもらい、さらにはそれが剥がれないようにとサポーターを巻いているソランの腕は、まるで筋肉もりもりになったようだった。


幸い骨は折れておらず、小さなヒビが入った程度ですんでいた。


痛み止めの注射を打ち、飲み薬と塗り薬、湿布をもらい帰ってきたソラン。


JN「ごめんね、何にも出来なくて・・・」


Li「大丈夫大丈夫!俺強い子だから!ねぇ、そんな顔しないでよ。」


同部屋になったジンはソランの帰りを寝ずに待っていた。


心配で泣いたのか目が赤くなっている。


そんなジンの頬に優しく触れ、笑顔を見せるソラン。


Li「ヒョン、俺は何があっても負けないから!絶対にステージは降りないし、絶対に・・・絶対に泣いたりしない。」


JN「ソランは強いね。でもね、今は泣いてもいいんだよ?誰も見てないから。ほら、これでヒョンも見えないでしょ。」


真っ赤な目で、ソランを優しく抱きしめると強く抱き返してくる。


Li「・・・ごめんなさい、俺、俺・・・本当は怖かった。腕も痛いし、ARMYみんながサセンに見えて・・・ステージに立つのがちょっとだけ怖かったんだ。でも、逃げるのも嫌で・・・」


大丈夫なんて嘘。


強い子なんて嘘。


そうでも言わなきゃ耐えられないくらい本当は怖い。


それでもステージに立ちたいという思いが消えない。


みんなと一緒に歌って踊りたいという欲望が湧き出て止まらない。


Li「ぐすっ、・・・もう平気。ヒョン、他の皆には内緒にしてくれる?」


ひとしきり泣いて、また笑う。


怖くてもみんながいればまたステージに立てる。


その気持ちは嘘偽りない。

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月未(プロフ) - さやさん» ごめんなさい、今はリクエストをお受けしてなくて・・・また再開した時にリクエストをお願いしてもいいですか?せっかくリクエストいただいたのにすいません。 (2019年4月3日 15時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - リクエストさせていただきます!そらんが変な薬をのんで子供になった?!とゆうことをつくってほしいです!(語彙力なくてすみません。) (2019年4月3日 4時) (レス) id: 7eea8a95da (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - ありがとうございました!これからも楽しみに読みます! (2019年3月26日 21時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
くふ(プロフ) - 更新頑張ってください! とても面白くて何度も読み返します!応援してます! (2019年3月26日 17時) (レス) id: a0c9b9060f (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月25日 17時) (レス) id: bc5dc3272a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月未 | 作成日時:2019年3月18日 15時

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