検索窓
今日:3 hit、昨日:337 hit、合計:1,109,242 hit

180. ページ22

快斗くんこと怪盗キッドが持ってきていた盗聴器と電源をいれれば、車を走らせる音共に、「...ん??」という澪の声が聞こえてきた。








どうやらタイミングよく澪が目を覚ましたらしい。









「とお、かお...??」







そんな不安そうな澪の声が聞こえ、郁流と透流が澪!!と聞こえないのを分かっていても悲痛な声でその名前を呼んだ。その目には涙が浮かんでいて。








2人をぎゅっと抱き寄せて、腕の中に抱え込む。少し力を入れて「大丈夫、大丈夫だよ。」と囁いてやれば、2人はぎゅっと私に抱きついてきた。









「澪ちゃん、起きたんだ。2人はいない。...おっと、泣くなよ?泣いたらテープで口を塞ぐからな。」








そんな誘拐犯の声と共に、澪のひゅっと息を飲んだ聞こえてきて泣くのを我慢していることが容易に伝わってくる。








「どこ、いくの...?」








泣くのを堪えた澪が小さな声でそう言葉を紡げば、誘拐犯はふっと笑って「海だよ。」と答えた。









それを聞いたコナンくん、キッド、秀さん、零は、即座に円を作り頭を働かせ始めた。









「キッド、現在地は?」







「高速道路進んでる。東名だ。」






「そこから海としたら静岡あたりか?」








「俺と赤井なら全力で裏道駆使すれば、下道でも追いつける。」








「わかった。じゃあ取り敢えず静岡まで追いかけよう。車を2台だから2手に分かれて...電話を常に繋いどいて。キッドは逃走車の位置を随時確認。...それでいい??」









「「了解。」」









話が纏まった彼らは一斉にうごきはじめた。私はキッドと透流と一緒に零の車に、コナンくんと郁流は秀さんの車に乗り込む。









「手荒い運転をするから。...全員、舌噛むなよ?」









そう言ってするり、とハンドルを撫でた零は一気に加速し、車を走らせ始めた。

181.→←179.side粟沢



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (697 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3546人がお気に入り
設定タグ:アニメ , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

命の重さ(プロフ) - 三つ子ちゃん尊いし零さんかっこいいし、なんかもう色々好きすぎてヤバいです (2022年4月14日 2時) (レス) @page43 id: 51fb519b55 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 遅くなってすみません、「私が勘違いするような」という発言であり誤字では無いつもりなので訂正しませんでしたm(_ _)m (2018年8月22日 10時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 195話に誤字がありました。「勘違いする」ではなく、「勘違いされる」です。 (2018年8月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 粟沢も、未来さんも親衛隊にボロっくそにやられます。親衛隊はいい汗かいた...!!と爽やかに取り調べ室から出てくる感じです笑長文、どんとこいなので、次の章でも良ければどうぞ語ってください!! (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 友人の件は後から見ると満更でもないんだろおい!!って感じですよねぇ(白目)ちなみに気がついたらフェードアウトしていた友人には触れないでください笑後日安室さんに謝りに来たって事にしておきましょう、すみません笑 (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空良 | 作成日時:2018年6月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。