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176. ページ18

「Aさん大丈夫ですよ。私も手伝いますから。」









その声に背後を振り向けば、月を背に微笑む彼がいた。









「キッド...!?!???!」






「...げっ!!名探偵もいるのかよ。まぁいい...お困りなのでしょう??Aさん。その理由は、澪ちゃんの居場所。」









後ろで声を上げたコナンくんに、顔を顰めるも、すぐに視線を私に戻してそう首をかしげたキッド。









「...そう、だけど...。でもキッドにも流石にそれは分からないでしょう??」









零にも分からなかったのだ。キッドにだって分かるはずがない。そう思いそれを口にすれば、彼はふっと笑った。









「いいえ、Aさん。...覚えていませんか??私が少し前に渡したお守りを。」









お守り...??とザワつく零や秀さん、コナンくんに私と郁流、透流はハッとする。









「おまもり!!でもあれはかい「怪盗からと言われて高校生のお兄さんから貰ったんですよね、坊や。」…お、おう。」









キッドの正体をサラッと口にしようとした透流の言葉を思わず遮ったキッドに、空気を読んで取り敢えず頷いた透流。









それに便乗した郁流もうんうん。と頷いている。









「でも、あのお守りがどうかしたの??」









「この、3つ子におそろいで渡したぬいぐるみポーチは、俺の持っているこっちの機械の電源を入れれば盗聴器になるようにしてある。んで、アンクレットは発信機だ。こっちも元の機械の電源を入れたら、ですけど。」









快斗くんの口調とキッドの口調が混ざった不思議な話し方になっているものの、内容はわかりやすくすぐに理解出来た。









本来なら自分の子供になんてものを持たせてるんだ!と思うところだが、今回は感謝してもしきれない。









早速その機械を全員で取り囲み電源を入れれば、ザザッという音と共に、澪と男の声が聞こえ始めた。

177.side粟沢→←175.



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設定タグ:アニメ , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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命の重さ(プロフ) - 三つ子ちゃん尊いし零さんかっこいいし、なんかもう色々好きすぎてヤバいです (2022年4月14日 2時) (レス) @page43 id: 51fb519b55 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 遅くなってすみません、「私が勘違いするような」という発言であり誤字では無いつもりなので訂正しませんでしたm(_ _)m (2018年8月22日 10時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 195話に誤字がありました。「勘違いする」ではなく、「勘違いされる」です。 (2018年8月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 粟沢も、未来さんも親衛隊にボロっくそにやられます。親衛隊はいい汗かいた...!!と爽やかに取り調べ室から出てくる感じです笑長文、どんとこいなので、次の章でも良ければどうぞ語ってください!! (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 友人の件は後から見ると満更でもないんだろおい!!って感じですよねぇ(白目)ちなみに気がついたらフェードアウトしていた友人には触れないでください笑後日安室さんに謝りに来たって事にしておきましょう、すみません笑 (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空良 | 作成日時:2018年6月19日 21時

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