彼が消えて早5年。今私は...3【降谷零・安室透】

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はい、キッド観戦から2日経ちました。私は今まさかの仕事に追われています。








何故かって？？








週明けだと思っていた締切が週末(金曜日)だったからさ！！！！余裕あるしゆっくり進めてたら明日ですけど大丈夫ですか？って連絡くるし。







締切は、明日のお昼頃。終わるかなぁと絶望しながら仕事に打ち込むことにした。









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「終わったぁぁああ！！！」








ひたすらパソコンに向かうこと数時間。何とか原稿を書き終えた私は、それをUSBに移してから息をつく。







時計を見れば既に日付が変わっていておどろく。







「随分集中していたな。終わったのか？」








後ろからそう声をかけて私の目の前にマグカップを置いてくれた秀さん。中身はコーヒーではなくココアで、糖分を欲していた私はありがとうと声をかけてそれを口にした。






「全部終わりました！明日、出版社の方の担当さんに渡しに行ってきます。」






色々、迷惑かけてすみません。








そう言えば、秀さんはふっと笑って頭を撫でてきた。








「全然大丈夫だ。それより明日は俺は用事があって送り迎え出来ないが大丈夫か？」






「大丈夫ですよ！！」






申し訳なさそうな秀さんに、慌てて手を振りながらそう答えれば、じゃあ気をつけて行ってこいと言ってぐしゃぐしゃとまた頭を撫でた。







「...秀さんってよく頭を撫でますけど、私のこと妹かなにかと思ってる感じですか？？」






思わずそう聞けば、あぁ、と秀さんは笑って答える。








「妹がいてね。随分年が離れているからなんとも言えないが、確かに扱いとしては妹と表すのが最適だろう。ほっとけない感じが妹とよく似ている。」









妹いたんだ...ていうかやっぱり妹扱いなんだ。

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