彼が消えて早5年。今私は...【番外編】

食事会の開催が決まったので ページ37

「じゃあ、後でな。」






簡単に時間や家の場所の確認を行ってから、ヒロは昴さんと一緒にどこかへときえていった。









澪が昴さんから離れなくて少し苦労したものの！本当に用事があったらしく、後でな、と澪の頭を撫でて去っていった昴さんにヒロはまたしてもポカンとした表情を晒していた。









「じゃあ、アイツらが持ってくる酒の他に必要なものとか買いに行こうぜ？」








「萩原、その前にそこで伸びてるやつを届けて事情聴取だろ？俺と萩原でやっとくから伊達とナタリーさんとAと3つ子で買い出し行ってもらっていいか？」







研二くんに的確なツッコミを入れた陣平くんはくるりとこちらを向いてそう提案してくれた。









「うん、事情聴取任せちゃってごめんね？3つ子も、今日はお出かけやめてお買い物行こう？お店は今度連れてってあげるから。」









事情聴取の時間を考えるとご飯を作る時間がなくなってしまうので、嬉しい提案にうなずき、3つ子にも声をかける。









「いいよ！とうさんもくるんでしょ？はやくおかいものしよーよ！！」







「すーくんもくるのたのしみ！！」







「こんどいこーね！」







3つ子はさして怒った様子も無く、早く！！とスーパーへ向かうべく手を引っ張ってきた。






「じゃあ、後でな。」







「あとでね！！じんにぃ！！」





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研二くんと陣平くんの2人と別れて買い物も終え。






一足先に伊達夫妻を家に招き、ご飯の準備を始める。







ナタリーが手伝ってくれるようで、伊達くんはその間3つ子の面倒を見てくれるらしい。








きゃっきゃと楽しそうな声をあげている3つ子にときどき目をやりながら私とナタリーは黙々と作り続けた。だって大人数。しかもよく食べる大人(男性)が6人。









...これで足りるのか...？？

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