055：幼女、いんの？ ページ5
ふぅ、と淡い赤色の煙をお遊びのように隣の女に吹き掛ける。
ウサギなのか、はたまたそれ以外の種の悪魔か。ヴァレンティノの両脇を埋める従者の一人が長いまつ毛を伏せて、品良く口元に手を添え笑ってみせる。
実際のところ、彼女らの顔に口があるようには見えないので、そこが本当に口元かは定かでは無いのだが。
「サボってる訳じゃない。そういう君は、随分機嫌よさげだな。数時間前に、君が臍を曲げてると話に聞いたが？」
「あぁ、その件はもうどうでも良くなったんだ。仕事前にヤクをキメてきたクソアマが居たんだが、使うしか脳の無い穴に本物の銃をぶち込んできた。おかげで、気分がいい」
ギザついた歯を見せて笑うヴァレンティノに、ヴォックスはその“クソアマ”を想像してウンザリした気持ちになった。
もう終わってしまった話だ。
その女がモデルや女優でないことを祈ろう。
我々の株が下がらなければ、もう何だっていい。
ヴォックスは無理矢理口の端を持ち上げて「そりゃあ良かった」と返したのだが、その対応にヴァレンティノは小首を傾げた。
「なんかあったのか」
疑問形でなく、断定的なヴァレンティノの訊ねに、ヴォックスは柄にも無く驚く。
顔を見ただけで分かったと。
「ヴァ、ヴァル……ヴァル〜〜〜〜！！！」
わなわなと口を震わせたかと思えば、涙ながらに駆け寄ってくる我社のCEOにギョッとしてしまうヴァレンティノ。
だがしかし、普段やれやれと人生に辟易している彼を思えば、シケたツラよりこっちの方が全然いいと思ってしまう。
「珍しい事もあるもんだ。スウィートベイビーが、まさか本当に赤ちゃん返りか？」
四つ腕で抱き留めるヴァレンティノ。
両脇に居た女従者は、ヴォックスが寄ってきた瞬間にすぐ一歩後ろに引くよう退いている。
「あぁ、そうだ！もうそれでいい！！何故この私がこんな事で振り回されなければならないんだ、Fuck！FuckFuckFuckFffffffuck！！！」
ああ、段々イライラしてきた。と、今度は苛立ちを露わにしだすヴォックスに、情緒不安定かよと思いながらもヴァレンティノは比較的穏やかにヴォックスを自身の部屋へと誘導する。
「今日の俺は誰かを甘やかしてやりたい気分なんでな。ゆーっくり、部屋で話を聞いてやるさベイビー」
「あぁ、そうしてくれヴァル。今絶賛、小生意気なガキに振り回されている真っ最中なんだ。君も知ってるだろ、fuckin'ドラゴンのAだ」
「は？」
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鼻毛太郎(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！🙌🤍❤️バレちゃいましたか…エンジェルが実はママのポテンシャルの方が高いことに……ぜひポルノスターとロリドラゴンの明らかに交わらない種の二人の科学融合も楽しんで頂ければ幸いです…！ (4月5日 17時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ここのエンジェルがお兄さんってよりお母さんすぎて…好き… (4月5日 16時) (レス) @page19 id: 0899aeffef (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ぷっつんプリンさん» 遊びに来て頂きありがとうございます！😭🤍大人にもなれます、みたいな展開にあんなこもやこんなことも出来るなぁと当人は呑気に考えております、、、作者としてはその妄想をぜひお聞きしたいところ…！笑今後もぜひ楽しんで頂けますと有難いです！ (3月28日 18時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっつんプリン(プロフ) - 遅刻致しましたが続編おめでとうございますm(._.)m早速拝見しました…幼女、まさか年齢操作できる系なの…？妄想が捗ります。続き待ってます (3月28日 18時) (レス) id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ミカン酢さん» コメントありがとうございます😂🙌2章初っ端、完全に脳破壊回となっていますが幼女とて悪魔ですので…こんなもんですよ…(？？？)とはいえ、全貌も明らかになっていない姿ですが、ぜひ正式公開される日を楽しみにしていてください😌 (3月19日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年3月18日 13時
