054：幼女、世話やかせ ページ4
＿＿＿＿。
一方その頃、テレビの悪魔であるヴォックスは突如姿を消したAを探すため、社内を奔走していた。
「あのクソッたれドラゴンめ…ッ！首輪でも付けておけば良かったか…！？」
監視カメラから監視カメラへ。
電気へと変化する己の力を最大限に活かし、ヴォックスは消えたAを探す。
監視モニターを見れば良いだろという話だが、既にヴォックスはその手を尽くした後であった。
大人数を雇うこのビル内で、小さな子供を探すなんて目立って仕方がないとばかり思っていたのだが、いざ監視モニターを見ると見つけ辛いのなんの。
「あのガキほんっとうに何処にも居ないな！？」
廊下に降り立つなり辺りを見回して、ヴォックスは叫ぶ。
粗方社内は探したはずだ。唯一まだ見てないとすれば、地下倉庫。
しかし、あの地下倉庫に用があるとは思えない。
なぜなら、Aの口ぶりから察するに、どうやら人に何かを届けに来た様子だったからだ。
「あの無機質ドールフェイスに乗せられて、すっかり油断していたが、大体ここの誰に何を届けに来たんだ…？親族は居ないはずだが…」
モニターの下に指を添え、ふむと考え込むヴォックス。
何より、アラスターが消えた現在、Aはまだアラスターの息がかかっているのかが分からない。
「あの様子じゃ、アラスターをまだ見つけられていないようだしな…。だからって野放しにしておくわけにもいかない。………放っておくとあのガキ、ビルごと喰う可能性があるからな」
そう思うとゾッとしてきた。
既に自分の知らないところでドラゴンの捕食が始まっているんじゃ…。
「いいや、考えてる場合じゃないッ！！グズグズしているうちにビルが半分消えてたなんて洒落にすらならんぞ！！？」
残るは地下倉庫。
向かおうと監視カメラに向かって踵を返した途端、見知った声がヴォックスを引き留めた。
「よぉ、おサボりのダーリン。実にご機嫌麗しい日だな」
長いローブの裾を優雅に靡かせ、歩いてくる男の姿。
片手には煙管を携え、両手には自身の世話をさせている女の悪魔を一人ずつ侍らせていた。
手に対して物が多いように思えるが、彼は四腕だ。
まるで、虫科のように。
「…ヴァレンティノ」
ヴォックスはやってきた男の名を呼んだ。
蛾の悪魔。ヴォックステック社において、ポルノ業の利権を牛耳る男である。
「なんだぁ？サボってるにしては、随分お疲れの様子じゃないか」
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鼻毛太郎(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！🙌🤍❤️バレちゃいましたか…エンジェルが実はママのポテンシャルの方が高いことに……ぜひポルノスターとロリドラゴンの明らかに交わらない種の二人の科学融合も楽しんで頂ければ幸いです…！ (4月5日 17時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ここのエンジェルがお兄さんってよりお母さんすぎて…好き… (4月5日 16時) (レス) @page19 id: 0899aeffef (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ぷっつんプリンさん» 遊びに来て頂きありがとうございます！😭🤍大人にもなれます、みたいな展開にあんなこもやこんなことも出来るなぁと当人は呑気に考えております、、、作者としてはその妄想をぜひお聞きしたいところ…！笑今後もぜひ楽しんで頂けますと有難いです！ (3月28日 18時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっつんプリン(プロフ) - 遅刻致しましたが続編おめでとうございますm(._.)m早速拝見しました…幼女、まさか年齢操作できる系なの…？妄想が捗ります。続き待ってます (3月28日 18時) (レス) id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ミカン酢さん» コメントありがとうございます😂🙌2章初っ端、完全に脳破壊回となっていますが幼女とて悪魔ですので…こんなもんですよ…(？？？)とはいえ、全貌も明らかになっていない姿ですが、ぜひ正式公開される日を楽しみにしていてください😌 (3月19日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年3月18日 13時
