074：幼女、地獄凱旋 ページ24
地面にへばりつくサーペンシャスを見下すように腰を折って、嫌味ったらしく声をかけるアラスター。
最早これまでかと思われたサーペンシャスだが、「ぐ…うぐ…」と唸り、地面の上で微かに身動ぎすると散り際の線香花火のようなか細い声を漏らした。
「く、くそ…今日は、このぐらいに＿＿＿＿なわけあるかァッ！！かかったなマヌ、」
お前が近くに来るのを待ってたんだと言わんばかりに、片手でアラスターのコートを掴むも、意図も容易く引きちぎれたコートにサーペンシャスは顔を青くさせた。
あぁ、やばい。
目の前の男の顔を見れない。
なんて思っている間に、アラスターの最後の鉄槌が下り緑色の爆煙と共にサーペンシャスの断末魔が空の彼方に消えていったのは言うまでもない。
嵐が去った後のような静けさが戻り、まず最初に口を開いたのはヴァギーだ。
「A。アラスターにもうやるなと声をかけてきて」
仁王立ちし、きっぱりと言い放ったヴァギーの声音は、Aの駄々を一切許さぬ気迫があった。
Aも、お腹が膨れ満足したので文句を言うわけでもなく「あいあいさー」とヴァギーに敬礼をすると、アラスターの元に小走りで向かった。
直後。
ハッとAがたちどまり、空を眺める。
かと思えば、キョロキョロと辺りをみ見回し、何処か一点をじっと見つめた。
まるで、猫が何も無い一点を何故かじっと眺めるように。
「…アラスター様」
視線を外し、Aがアラスターの横に並ぶ。
「見られてましたね。煩い箱がようやく気づいたんでしょう」
Aと同じように声を潜めるも、視線の先へ目を向ける素振りは一切しない。
ジジ…と微かにラジオノイズを鳴らすと、アラスターは思い立ったようにくるりと回り体をチャーリー達の方へ向けた。
「ワタシ、破れたコートを仕立て直しに行ってきます！A、行きますよ」
珍しく、声をかけずとも着いてくるAに声をかけたので、A本人は不思議そうな顔をする。
すると、アラスターは何やら意味深に「お散歩です」と付け足した。
拒否権などない。
彼の顔がそう言っているものの、無論Aがアラスターの誘いを拒否するなんて事は有り得ない。
Aは浅く顎を引いて頷くと、アラスターのパンツを小さい手で掴んだ。
「…歩きづらいんで辞めてください」
「掴んでないと迷子になっちゃう」
「…」
じとりとAを見下ろすも、Aは素知らぬ顔。
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鼻毛太郎(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！🙌🤍❤️バレちゃいましたか…エンジェルが実はママのポテンシャルの方が高いことに……ぜひポルノスターとロリドラゴンの明らかに交わらない種の二人の科学融合も楽しんで頂ければ幸いです…！ (4月5日 17時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ここのエンジェルがお兄さんってよりお母さんすぎて…好き… (4月5日 16時) (レス) @page19 id: 0899aeffef (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ぷっつんプリンさん» 遊びに来て頂きありがとうございます！😭🤍大人にもなれます、みたいな展開にあんなこもやこんなことも出来るなぁと当人は呑気に考えております、、、作者としてはその妄想をぜひお聞きしたいところ…！笑今後もぜひ楽しんで頂けますと有難いです！ (3月28日 18時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっつんプリン(プロフ) - 遅刻致しましたが続編おめでとうございますm(._.)m早速拝見しました…幼女、まさか年齢操作できる系なの…？妄想が捗ります。続き待ってます (3月28日 18時) (レス) id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ミカン酢さん» コメントありがとうございます😂🙌2章初っ端、完全に脳破壊回となっていますが幼女とて悪魔ですので…こんなもんですよ…(？？？)とはいえ、全貌も明らかになっていない姿ですが、ぜひ正式公開される日を楽しみにしていてください😌 (3月19日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年3月18日 13時
