072：幼女、悪魔の帰還 ページ22
真横でその一連の流れを見せつけられたヴェルヴェット。
顔にはスプラッタ映画宜しく血飛沫が飛び、漸くそれでスィッチが押されたよう声を上げた。
「何してんだヴァレンティノ！！！？？」
「煩ぇ知るかよ、こんな脳の溶けたビッチなんざ居ても居なくても一緒だ！！ヴェル、貸せッ！！！」
そう言って、ヴァレンティノはヴェルヴェットの手から彼女の携帯を強奪する。
あまりの身勝手な暴君の様に、ヴェルヴェットは癇癪を立てるどころか有り得ないと両手を投げ出すことしか出来ない。
すぐにヴォックスを呼んでやる。このクソったれの世話をさせて、手を煩わせるがいい。
ギリギリと奥歯を噛み締めるヴェルヴェットなど気にもせず、ヴァレンティノは荒々しく携帯を操作すると真っ先にエンジェルのSNSを開く。
そこで見つけたのは、彼の自撮り写真だ。
バーで飲んでいる写真なのだが、驚く事に彼の横に座る人物にヴァレンティノは「はぁ！！？」と目を剥いた。
「なんでエンジェルの写真に、あのクソガキドラゴンが写ってんだ！！？」
その姿は、つい昨日自身の部屋を火の海に変えよとした、自由奔放で暴食悪食の限りを尽くすドラゴンの悪魔Aで間違いない。
しかし、何故ここに。
というか、今まで姿を現さなかったはずのAが、そもそも昨日このヴォックステック社に来たのは結局何だったのだろう。
いや、思えば可笑しい事だらけだ。
「このホテルで一体何が＿＿＿＿＿、」
ヴァレンティノが、そんなAとエンジェルの写る画像を拡大した瞬間である。
Aが誰かと会話をしているような素振り。そう、彼女の横。
見切れているが、グラスを持つ片手だけが確かに写っているのだ。
きっと、不意に撮られたか何かだろう。
件の人物にしては、そのミスは珍しいミスであった。
ノイズがかかっていない片手。
黒い手は指先だけが覚めるように赤い。
そして、微かに見える袖が決定的であった。真っ赤な袖だ。
Aの隣に居て、真っ赤な衣服を纏う人物なんてそう多くない。
というか、奴しかあり得ない。
「まさか、昨日のAのヤツ＿＿＿＿＿＿＿この俺達を出し抜きやがったな！！！？？？」
Aがここに来ていたのは、他でもない。
目的や内容は別にして、彼の命だ。
七年の不在により、今ここに帰った悪魔。
ラジオデーモン、アラスターだ。
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鼻毛太郎(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！🙌🤍❤️バレちゃいましたか…エンジェルが実はママのポテンシャルの方が高いことに……ぜひポルノスターとロリドラゴンの明らかに交わらない種の二人の科学融合も楽しんで頂ければ幸いです…！ (4月5日 17時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ここのエンジェルがお兄さんってよりお母さんすぎて…好き… (4月5日 16時) (レス) @page19 id: 0899aeffef (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ぷっつんプリンさん» 遊びに来て頂きありがとうございます！😭🤍大人にもなれます、みたいな展開にあんなこもやこんなことも出来るなぁと当人は呑気に考えております、、、作者としてはその妄想をぜひお聞きしたいところ…！笑今後もぜひ楽しんで頂けますと有難いです！ (3月28日 18時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっつんプリン(プロフ) - 遅刻致しましたが続編おめでとうございますm(._.)m早速拝見しました…幼女、まさか年齢操作できる系なの…？妄想が捗ります。続き待ってます (3月28日 18時) (レス) id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ミカン酢さん» コメントありがとうございます😂🙌2章初っ端、完全に脳破壊回となっていますが幼女とて悪魔ですので…こんなもんですよ…(？？？)とはいえ、全貌も明らかになっていない姿ですが、ぜひ正式公開される日を楽しみにしていてください😌 (3月19日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年3月18日 13時
