070：幼女、スベスベのイケメン ページ20
＿＿＿＿。
ヴァレンティノはその日、朝から機嫌が最悪であった。
「あの、クソ尻軽ビッチが！！！」
床に叩きつけられた携帯が、儚くひしゃげた音を鳴らす。
ベッドで入り乱れる雌型の悪魔、次のシーンで登場する巨漢の悪魔、それにローションを塗りたくり用意を進めるアシスタント、カメラ、音声、コードを巻く下っ端、監督。
全員がピシと固まった。
ヴァレンティノの機嫌が悪い日は、誰かが死ぬことが決まっている。
「何故俺の電話にもメールにも返してこないんだクソったれッ！！」
怒りに身を任せ、立ち上がるヴァレンティノ。
元から大きな背がより一層大きく見える。
「誰があの穴が使えるだけの肉袋をスベスベのイケメンに育ててやったと思ってんだ！？Fuck Fuck Fuck！！」
好き放題叫ぶと、ヴァレンティノはフーフーと機嫌の悪い猫のように唸り、ロングコートの裾を翻すと突然部屋から出ていってしまった。
まるで嵐が去ったみたいな静けさが訪れる。
そして、扉が完全に閉まると、部屋の中に居た面々は詰まっていた息を吐き出した。
「死ななくてよかった…」
誰かが呟く。
皆、揃って同じ気分であった。
「ヴェル！！」
怒鳴り散らしスタジオに入ってきたヴァレンティノの姿に、ヴェルヴェットは眉を開くと同時、面倒そうに開いた眉をすぐさま眉間に寄せた。
この不機嫌だけで動いている時のヴァレンティノを前にして、面倒でなかったことはない。
「クソエンジェルダストの連絡先持ってんだろ！？」
「はぁ？そりゃ、衣装作ったこともあるし、無いわけ無いけど」
というか、アンタだって持ってるだろ。
どかりと不躾にスタジオ内のソファーに腰掛けたヴァレンティノを鼻であしらう。
「ショーの準備中なんだよ、帰んな邪魔だよ！」
モデルを並べてヴェルヴェットはちゃきちゃきとした動きで、彼女らに合う衣装を罵倒と共に選別していく。
口は悪いが、彼女の腕は明らかに良い。
しかし、それでもヴァレンティノがここから帰ることは無かった。
「俺の電話に出ねぇんだよ！！あのビッチが！！だから、ヴェル。お前の携帯でアイツを呼び出してくれ。たっぷりお仕置してやる」
「煩いね、知らないよ。というか、アンタのタワーに住んでるんじゃなかったの？」
「そこが問題なんだよ！あの野郎、撮影が終わったらどっかにふらりと消えるんだ！！」
どうなってるんだと声を張り上げたヴァレンティノ。
そんな時だ。
「えぇ、知らないんですかぁ？」
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鼻毛太郎(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！🙌🤍❤️バレちゃいましたか…エンジェルが実はママのポテンシャルの方が高いことに……ぜひポルノスターとロリドラゴンの明らかに交わらない種の二人の科学融合も楽しんで頂ければ幸いです…！ (4月5日 17時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ここのエンジェルがお兄さんってよりお母さんすぎて…好き… (4月5日 16時) (レス) @page19 id: 0899aeffef (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ぷっつんプリンさん» 遊びに来て頂きありがとうございます！😭🤍大人にもなれます、みたいな展開にあんなこもやこんなことも出来るなぁと当人は呑気に考えております、、、作者としてはその妄想をぜひお聞きしたいところ…！笑今後もぜひ楽しんで頂けますと有難いです！ (3月28日 18時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっつんプリン(プロフ) - 遅刻致しましたが続編おめでとうございますm(._.)m早速拝見しました…幼女、まさか年齢操作できる系なの…？妄想が捗ります。続き待ってます (3月28日 18時) (レス) id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ミカン酢さん» コメントありがとうございます😂🙌2章初っ端、完全に脳破壊回となっていますが幼女とて悪魔ですので…こんなもんですよ…(？？？)とはいえ、全貌も明らかになっていない姿ですが、ぜひ正式公開される日を楽しみにしていてください😌 (3月19日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年3月18日 13時
