069：幼女、ちっちゃいものクラブ ページ19
「なら、ワタシの耳にも届いているはずですが？」
いつも通りのサディストっぷりを惜しみなく見せつけるアラスターに、サーペンシャスは悔しそうに歯噛みする。
ラジオノイズを立てて笑うアラスターは、知ったことかと頭の上のニフティを降ろしながら素知らぬ顔を見せた。
「先週貴様を襲撃しただろ！優に二十回は、」
「アラスター様、抱っこ。疲れた。抱っこ」
アラスターの足元で両手を広げて抱っこを強請るAに、「しません」とキッパリ断るアラスター。
どう見ても自分の話を一ミリも聞いていないアラスターに、サーペンシャスは「聞け！私の話を！！」と飛行船の操縦基盤を叩く。
「どちらにしろ、それだけの数襲撃しても覚えていないということは、ううむ…よっぽど弱かったんでしょう」
「黙れ！！」
サーペンシャスは声を張り上げると、さながら戦場の将軍が如く片手を大きく広げた。
「さぁ、たじろげ…貴様を殺戮した暁には、晴れて電脳のチームVと同等の仲間と見なされるのだ…！」
「う〜！…ねぇ、チームVって？」
降ろしたばかりのニフティが、再度アラスターの頭の上から顔を覗かせる。
「あー、雑魚のことです」とアラスターは鼻であしらい、やはり頭に登られるのは頂けないのか、ニフティを同じように降ろすとAと手を繋がせた。
「そこで大人しく待ってなさい。ちっちゃいものクラブのお二人」
ぽんぽんと二人の頭を撫でて述べるアラスターに、Aは「めんどくさいと思ってる時の顔」とアラスターに向かって人差し指を向ける。
「ハハッ！ほんっと失礼なガキンチョ！」
ほらほら、にっこりスマイル〜と、アラスターはいい気味だと笑いながら、Aの口の端を親指と人差し指で強引に釣り上げた。
むき出しになる牙に、ハッとニフティが興味を持ってAの口の端を両手で押し上げる。
「牙！！！」
「…」
瞳は全く笑っていないのに、口の端だけ強引に釣り上げられ三日月形を描くAの顔。
「はいはい。チビ達は俺と手繋いでようねー」
見兼ねたエンジェルが、二人の片腕を取って繋いでしまう。
「さてと」
「あ、アラスター…？あまり派手にはやらないでよ？」
不安げな顔をして言うチャーリーに、アラスターは振り返るとウィンクをひとつ見せる。
「勿論デスー！ただ、ホテルに穴を開けたことは頂けませんよね？彼には、そのツケを払ってもらうだけですよ！」
ニャハハッと笑うアラスターに、チャーリーとヴァギーは不安しか覚えない。
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鼻毛太郎(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！🙌🤍❤️バレちゃいましたか…エンジェルが実はママのポテンシャルの方が高いことに……ぜひポルノスターとロリドラゴンの明らかに交わらない種の二人の科学融合も楽しんで頂ければ幸いです…！ (4月5日 17時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ここのエンジェルがお兄さんってよりお母さんすぎて…好き… (4月5日 16時) (レス) @page19 id: 0899aeffef (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ぷっつんプリンさん» 遊びに来て頂きありがとうございます！😭🤍大人にもなれます、みたいな展開にあんなこもやこんなことも出来るなぁと当人は呑気に考えております、、、作者としてはその妄想をぜひお聞きしたいところ…！笑今後もぜひ楽しんで頂けますと有難いです！ (3月28日 18時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっつんプリン(プロフ) - 遅刻致しましたが続編おめでとうございますm(._.)m早速拝見しました…幼女、まさか年齢操作できる系なの…？妄想が捗ります。続き待ってます (3月28日 18時) (レス) id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ミカン酢さん» コメントありがとうございます😂🙌2章初っ端、完全に脳破壊回となっていますが幼女とて悪魔ですので…こんなもんですよ…(？？？)とはいえ、全貌も明らかになっていない姿ですが、ぜひ正式公開される日を楽しみにしていてください😌 (3月19日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年3月18日 13時
