068：幼女、未知との遭遇 ページ18
「それで、どちら様でしたっけ？」
首を傾げアラスターに、サーペンシャスは牙を剥き出しにして声を張り上げた。
「この私が誰かと？教えてやろう！我が名は、偉大なるサーペンシャス！発明家であり、破壊の建築家であり、そして類稀なる悪者！！」
「肩書き自己紹介多め」
「バリカタにんにく多めみたいな言い方するじゃん、A」
チャーリーと共に出てきたエンジェルが、飛行船を見上げながら言う。
「んー」と相槌を打つAを見るに、彼女はサーペンシャスには興味が湧かないらしい。
お腹がいっぱいだからか。それとも、食指が動かないのだろうか。
すると、飛行船の窓からわちゃわちゃと腕を振る謎の生物をAが発見した。
喋るタマゴ。
「わぁ…」
視線に気づいたのか、喋るタマゴ達は振り返り窓に手をついてAを見下ろす。
タマゴとドラゴンによる、視線の対話がそこのあった。
そして＿＿＿＿＿＿＿＿Aが目を輝かす。
「A！！？？」
ダッとおっとりしたAとは思えないほど俊敏なスタートダッシュに、チャーリー達がぎょっとする。
すかさずアラスターが地から触手を伸ばすと、Aの腹に巻き付き走るのを制する。
それでも、Aは目を輝かせたまま宙で足をバタバタと走らせているのだが。
「え、なに、Aなに」
「誰だよ、ロリドラゴンの背中にモーターエンジン付けたやつ」
「エンジェル、そんなものないわよ」
「喋るタマゴ！！あれ食べる！！アラスター様、あれ食べる！！！！」
食欲旺盛。
悪食ではあるとは皆分かっていたが、何かも分からない生物に対して止まらぬ好奇心を剥き出しにする姿は、何処か恐怖にも値する。
皆揃って、自分が興味の対象じゃなくて良かったと胸を撫で下ろしたのは言うまでもない。
「何か分からない物は食べるなといつも言ってるでしょう。お腹壊しますよ？」
「壊したことない。だから、あれ食べたい…！」
「…病院連れてかれたいんですか？」
アラスターがノイズ混じりに、いつもより声を低くして言うと、Aが途端にぴたりと止まった。
そして、大人しく固まると顔を青くして言う。
「医者、殲滅すべし…」
「何があったのよ…」
アラスターの横に降ろされたAに、ヴァギーが横目を向けて零す。
「じゃあ、あの子悪い子なのねぇ！」
アラスターの頭の上にいつの間に登ったのか、ニフティがにたりと笑う。
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鼻毛太郎(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！🙌🤍❤️バレちゃいましたか…エンジェルが実はママのポテンシャルの方が高いことに……ぜひポルノスターとロリドラゴンの明らかに交わらない種の二人の科学融合も楽しんで頂ければ幸いです…！ (4月5日 17時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ここのエンジェルがお兄さんってよりお母さんすぎて…好き… (4月5日 16時) (レス) @page19 id: 0899aeffef (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ぷっつんプリンさん» 遊びに来て頂きありがとうございます！😭🤍大人にもなれます、みたいな展開にあんなこもやこんなことも出来るなぁと当人は呑気に考えております、、、作者としてはその妄想をぜひお聞きしたいところ…！笑今後もぜひ楽しんで頂けますと有難いです！ (3月28日 18時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっつんプリン(プロフ) - 遅刻致しましたが続編おめでとうございますm(._.)m早速拝見しました…幼女、まさか年齢操作できる系なの…？妄想が捗ります。続き待ってます (3月28日 18時) (レス) id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ミカン酢さん» コメントありがとうございます😂🙌2章初っ端、完全に脳破壊回となっていますが幼女とて悪魔ですので…こんなもんですよ…(？？？)とはいえ、全貌も明らかになっていない姿ですが、ぜひ正式公開される日を楽しみにしていてください😌 (3月19日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年3月18日 13時
