05:増えた"仕事" ページ7
__その日の夜。
私はいつものように、お手伝いをする為に鴨さんの部屋を訪れていた。
A「はい、終わりましたよ。」
最後の書類を纏め、鴨さんに渡す。
鴨「あぁ。いつもありがとな。」
A「…どうしたんですか、お礼を言うなんて珍しい。」
鴨「おい、俺だってたまには言ってるだろ。」笑
…言ってくれる時もあるけれども。
A「大概そういう日は何か頼まれるじゃないですか。」
鴨「…気付いてたのかよ。」
はぁ、と溜息を漏らしながらも、その顔は笑っている。
鴨「ま、今朝の詫びも兼ねて飯でも食いに行こうぜ?
そん時に話すからよ。」
・
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A「…はぁ!?」
鴨「うるせっ、急に大声出すなよ、焦るだろ!」
A「いや、だって…」
鴨さんから頼まれたのは、
夜の見廻りの代わりに、花魁として霧里さんのお店で働くということだった。
A「私そういう世界に疎いから、どんなお仕事なのかも分からないですし…」
鴨「そこは気にしなくていい。
霧里が一緒に出てくれるように話は通してあるし、霧里の手が離せない時は他の奴に一緒に出てもらうから。
…初日は俺が客として入るから、安心しろ。」
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まひろ(プロフ) - いえいえ!私もイケメン幕末大好きなので!!この小説にであってよかったと思ってます! (2018年1月23日 16時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです! (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね!応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ | 作成日時:2017年9月22日 0時