04：いつもの場所 ページ6
私と総司の間を
柔らかな風が吹き抜ける。
沖田「いつ来ても、綺麗だよね。」
A「うん…。」
屯所からそう遠くない小道を抜けた場所に
突然現れるこの１本の桜の木。
春が過ぎて、夏・秋・冬もずっと咲き続け、
どんな強風が吹いても、嵐になっても、
決して花弁を散らさない…
この場所が、私と総司で見廻りになった時に
最後に必ず行く、"いつもの場所"。
A「本当に、綺麗…」
ここに来ると、心が洗われる気がする。
そして…何があっても信念を曲げない、
＿＿副長と、この桜の木を、重ねてしまう。
沖田(…俺には、桜よりAの方が綺麗に見えるよ。)
・
・
・
沖田「Aの愛刀って、"桜刀"って名前なんだっけ？」
A「総司、よく覚えてるね。笑
…まだこの刀に名前が無かった時に、総司がここに連れてきてくれて。
その時に、"桜刀"って名前にしようって、決めたんだ。」
沖田「…そうなんだ。
何か、嬉しいなぁ。」
…？
どうして頬が赤くなっているんだろう。
……いや、私はこの時から、心の中で気付いていたんだ。
総司の気持ちに。
お互い傷つかない為に…
そう思って、頭の中では考えないようにしていただけ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まひろ(プロフ) - いえいえ！私もイケメン幕末大好きなので！！この小説にであってよかったと思ってます！ (2018年1月23日 16時) (
レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね！応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひぃ | 作成日時：2017年9月22日 0時
