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ジャックか・・・

前世では結構クールで無口なつり目なので好きだった。


でも現実世界ではまった別。


格好いいが、恋愛感情としては見れないのだ。


ジェス「A様?
 降りないのですか?」


A「ごめんあそばせ。
 少々考え事をしていましたもので今降りますわ。」


さすが金髪の癖にイケメンなだけがある。
完璧にエスコートし、会場に案内をしてくれた。


ジェス「ここで私は一旦別れます。
 呉々も問題をおこさないように『しろ』」


なんか命令口調になってさらに怖い。


A「わ、分かってますわよ!
 それではまたあとでお会いしましょう。」


ジェスの姿が見えなくなり、ようやく周りの状況を理解する。

皆は呆気にとられた顔で私の方を見ていた。


鈍感ではない私は瞬時に数人の男が一目惚れしたのがわかる。

かわいくない私の性格だ。


A「ご機嫌よう。 皆様。」


お手本が霞むくらいの優雅なお辞儀と笑みでさらに心を奪う。


「お、おい誰だよあの美人は。」

「知らないし、タイプだ・・・」

「あ、あの! 俺と踊ってくれませんか!」


顔が変わるだけでなんて態度が違うんだろう。


嫌気がさす。


ジャック「・・・っ!
 A。 まさか招待されたのか?」


一瞬で私と見破ったジャックに好意を少し持つ。 イケメンだなおい。


A「ジャック様のお母様に招待状を貰いましたので来たまでですわ。」


私たちの会話を周りの人は驚きを隠せないようだ。
 まさか今の私をあのジャックに迫るAだとは思いも寄らないので仕方がない。


ジャック「この前のあれはどういうことだ。」


A「別にわたくしでは到底かなわないと思ったまでですわ。
 もうおお慕いしてはおりませんのでご安心くださいませ。」


ジャック「・・・まさか聴いていないのか?」


A「なにをですの?」


ジャック「お前があのあと婚約の話がなぜか転がり込んできて、俺はお前と婚約者となった。」


A「・・・。

 は? ちょ、ちょっときてくださいませ!」


ジャックの腕をひっつかみ、急いで人気のない庭に連れて行った。


A「つまりわたくしのお祖父様が勝手に婚約を決めたと?」


ジャック「そういうことになる。」

A「あのお祖父様め・・・。
 待つと言っておきながら嘘をつきましたね?」

ジャック「俺にいうな。」

A「こうなったら破棄をしなければ!」




ジャック「破棄しなくていい。」

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設定タグ:乙女ゲーム? , 転生 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ikaretausagi(プロフ) - 感謝はここでします!!なんか話を区切るといやだなーと思う人もいるのでここでコメント返しもしていきたいと思います。まずお気に入り登録者10人ありがとう!!そして2000hitごえ!!感謝感激! これからもこんな語彙力がない作品を愛読してください(^з^)-☆Chu!! (2019年2月18日 7時) (レス) id: 426a2a4472 (このIDを非表示/違反報告)
ikaretausagi(プロフ) - お久しぶりです皆様。なんかいきなりオリジナルストーリーが書きたくなってかいてみました!なんか更新ゆっくりなペースですがよろしく!!星やリクエストも募集中です!。 (2019年1月16日 7時) (レス) id: 426a2a4472 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ikaretausagi | 作成日時:2019年1月12日 16時

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