真夏の暑さ【枢木皐月】 ページ46
※皐月くん視点です。やや下品。
やばい、なにこれ、なにこれ。ちょーやばい。
オレは火照った身体を冷やすために無心で海に足をつけている。その辺を死んだクラゲがふよふよ漂っているがそんなものお構い無し。できるだけAを目に入れないようにひたすら何をするでもなく波打ち際を歩いている。
「皐月くん?どうしたの?」
あああああいま名前呼ぶんじゃないっての!せっかく忘れかけてたのに!!
事の発端はAが水着に着替えてきてた時。前日から「友達と選んできたから」と自信満々だったA。
可愛いやつかな、Aのことだから裾にフリルとかついたやつ選んできそう。柄はピンクの水玉かなとか考えてたら後ろからAが声をかけてきた。
「さ、皐月くん!着替えてきたよ……!どうかな?」
「ん、どれど……れ……!?」
予想よりも圧倒的に布面積が少ないそれに、さっきまでの呑気な考えが木っ端微塵に爆発した。
落ち着いたピンク色のビキニ。腰にはなんかヒラヒラしたのがついてるからちょっとは露出度少ないけどそれでもお腹は丸出し。……つまりまあ身体のラインもしっかり見えるわけで。
顔を真っ赤にしてフリーズしたオレの顔をAは心配そうに覗き込む。
「大丈夫?暑くない……?」
「う、うん……」
覗き込んできたら覗き込んできたでビキニから胸元がチラッと見える。やばい、もう色々爆発しそうだ。
正気を失いそうになったから今こうして無心で海に使ってるわけだけど、Aはお構い無しで一緒に海に入ってくる。
「皐月くん水着にあってるねぇ。えへへ、かっこいい。」
「んなっ……!?」
クソ、ほんとにこっちの気も知らないで……!オレを褒めたあとのAはオレにぎゅっと引っ付いてくる。もうそれでほぼ正常な思考回路は崩壊した。後悔はないけど心臓は爆発しそう。
というか、こんな生殺しみたいな仕打ちにあって16歳の健全なオトコノコがそんな気を起こさないはずもなく。心の中でひたすら劣情がムクムク膨らんで行っていた。
「ね、似合ってる?この水着……」
「……似合ってる………けど、帰ったらほんっと覚悟してろよ。」
「へ?なんの事……!?私何かした!?」
とりあえず心の中でAの友達に最大級の感謝をしつつ、変なことを考えているのは暑さのせいなんだと思うことにして海を楽しむことにした。
帰ったらまた違う楽しみもあるわけだし。
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時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは!性癖に刺さったようで嬉しいです!自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします!リクエスト承知致しました!近日中に確実にアップ致しますね! (2019年10月2日 22時) (レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです!その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます!! (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2019年8月29日 0時