悪戯デー【？？皐月】 ページ40
エイプリルフールネタです。○○な皐月くんです。
朝起きると、隣で彼氏が猫耳つけて寝ていました。……正しくは狸寝入りだけど。薄目開いてチラチラこちらを見ている。なにかする気なんだろうな……
「……皐月くん。皐月くーん？なんで猫耳つけて寝て……うわっ」
上体を起こして皐月くんを揺すり起こそうとしたら(まあ初めから寝てないけど)、ぐいっと強い力で皐月くんの方に抱き寄せられた。
「ちょ……！？さ、皐月くん！？」
「……あのさー、今日何日か知っててそれ言った？」
「え、4月1日だよね。……あ」
「嘘、マジで忘れてたわけ？」
呆れた、というようにため息をつく皐月くんにちょっとだけムッとした。
「はぁ、せっかくオレがエイプリルフールらしく「猫になった」って嘘ついてやろうと思ったのにさー……」
「だ、だってなんの前触れもなく隣で彼氏が猫耳つけて寝てたら……そりゃ驚いて声もかけるでしょ。」
「イタズラに前触れとかあると思ってんの？」
まあそりゃそうだ。そうではあるけども。心臓に悪いのだ。皐月くんは依然として力を緩めずぎゅうっと私を抱きしめてくる。
「Aってばほんと騙されないよな〜。もっと驚いてくれてもいいと思うんだけど？」
「でもわざと驚いたら皐月くん怒るでしょ？」
「当たり前だし！馬鹿にされてるみたいじゃん……」
ツン、とそっぽを向く皐月くん。やっぱりどうしても可愛くて笑っちゃう。それにまたムスッとしちゃう皐月くん。それもまた可愛い。
「……ほんとさ、子供扱いやめろって。歳変わんないじゃん。」
「ふふふ、でも皐月くん可愛いんだもん。」
「だからそれが嫌なんだよ！……はぁ。」
ああ、まずい。これほんとに怒らせちゃったかも。こちら側に体重をかけてくる皐月くんに、嫌な予感は募る。その予感は的中。気づけば私は皐月くんの下。鼻と鼻がぶつかりそうなくらいの距離しかなくて、かなり恥ずかしい。
「……そんなに子供扱いするんなら、教えてやった方が早いよな？」
「い、いや、ほんとごめんって！そんなに怒ると思ってなくて……！」
「いつも怒ってるからわかるだろ？……それにさ、今日くらいは一日中ベッドから出ないのもアリだとと思うけど？いししっ」
ナシ、間違いなくナシだと反論しようとした口は、皐月くんのキスによって塞がれた。ああ、これは間違いなくそういうコースだ……
悪戯デー
「散々だ……」
「気づかない方が悪いんだし！」
「かと言ってこれは……！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは！性癖に刺さったようで嬉しいです！自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします！リクエスト承知致しました！近日中に確実にアップ致しますね！ (2019年10月2日 22時) (
レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです！その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます！！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2019年8月29日 0時
